千葉県道67号生実本納線

千葉県道67号生実本納線

千葉県道67号生実本納線は、千葉市緑区から茂原市に至る主要地方道であり、かつては千葉外房有料道路として知られていました。この道路は、東京・千葉方面と外房方面を結ぶ重要な役割を担っており、特に千葉県道20号千葉大網線（大網街道）の慢性的な交通渋滞緩和を目的として建設されました。

概要

総事業費は約234億円に及び、全線14.3kmのうち、当初は鎌取ICから誉田ICまでの7.1km区間が2007年4月に無料化され、残りの誉田ICから桂ICまでの7.2km区間が2023年2月に無料化されました。この無料化により、地域住民や観光客の利便性が向上しました。

路線データ

路線名: 主要地方道生実本納線
起点: 千葉県千葉市中央区生実町
終点: 千葉県茂原市本納
旧有料道路区間: 千葉県千葉市緑区鎌取町 - 千葉県茂原市大沢
延長: 14.3km
車線数:
誉田区間: 4車線
茂原区間: 2車線
車線幅員: 3.25m
設計速度: 60km/h

歴史

1973年3月28日に誉田区間が着工され、1980年2月1日に暫定2車線で供用開始されました。その後、1981年1月13日に茂原区間が着工し、1985年4月24日に供用開始されました。2000年4月1日には誉田区間が4車線化され、誉田休憩所と大野休憩所が供用開始されました。

2007年4月27日には誉田料金所が撤去され、誉田区間が無料開放されました。その後、2023年2月1日に茂原区間が無料開放され、全線無料化が完了しました。この間、2013年4月27日には圏央道東金-木更津東間が開通し、終点から950m先で茂原北ICに接続しました。2015年の夏季には期間限定で無料開放が実施されたこともあります。

2017年3月30日には大木戸ICがフル化され、茂原市・圏央道茂原北IC方面の出入口が開通しました。2023年2月1日には、債務期間満了に伴い、茂原区間が無料開放され、誉田パーキングと大野パーキングは廃止されました。

未供用区間

笹目沢橋北交差点から鎌取インター間は2023年時点で未供用ですが、千葉市により赤井町工区として2024年8月より整備事業が開始される予定です。

路線状況

この道路は信号が少なく、高速道路のような走りやすさが特徴ですが、最高速度が時速60kmであるにもかかわらず速度超過が頻発しています。誉田区間の4車線化と無料化により交通量が増加し、交通事故も多発しているため、千葉南警察署や交通機動隊による取り締まりが頻繁に行われています。

インターチェンジなど

詳しいインターチェンジの情報は、別途確認が必要です。

通行料金

2019年10月1日から2023年1月31日までの料金は以下の通りでした。ETCによる料金自動収受には対応しておらず、回数券の取り扱いがありました。

全線:
軽自動車等: 210円
普通車: 320円
大型車（1）: 470円
大型車（2）: 1050円
軽車両等: 30円
旧料金
誉田区間
軽自動車等: 200円
普通車: 310円
大型車（1）: 470円
大型車（2）: 1050円
軽車両等: 30円
茂原区間:
軽自動車等: 210円
普通車: 310円
大型車（1）: 470円
大型車（2）: 1050円
軽車両等: 30円

脚注

詳細な情報や最新情報については、関連する公式サイトや資料をご確認ください。

関連項目

関東地方の道路一覧
無料開放された道路一覧

外部リンク

千葉外房有料道路（千葉県道路公社）

もう一度検索