升田世喜男

升田世喜男とは

升田世喜男（ますた せきお）は、1957年6月5日に青森県小泊村に生まれた日本の政治家です。彼は、衆議院議員として1期、青森県議会議員として2期、小泊村議会議員として3期の実績があります。昇田の実兄はレコード会社ビッグビーインググループの代表取締役社長、升田敏則で、彼の家族背景も注目されています。

教育と初期のキャリア

青森県立木造高等学校を卒業後、升田は拓殖大学に進学しましたが、中退しました。彼の政治家としての道は1987年に始まり、小泊村議会の選挙で初当選しました。その後、彼は村議会で3期にわたり活動しました。

青森県議会と衆議院への挑戦

1999年には青森県議会議員にも当選し、その後2003年には同会の農林水産常任委員長に就任しました。政治活動の幅を広げていった升田は、2005年の第44回衆議院議員総選挙や以降の選挙にも無所属や日本維新の会、公認候補として出馬しましたが、残念ながらいずれも落選が続きました。

比例代表での初当選とその後

2014年の第47回衆議院議員総選挙では青森1区から維新の党公認で出馬しました。選挙区では落選しましたが、比例東北ブロックで見事初当選を果たすことに成功しました。2016年には民進党に合流しましたが、2017年の選挙では再び議席を失うことになりました。

無所属からの再出発

2018年には国民民主党の結成に参加せず無所属になり、その後旧立憲民主党の青森1区支部長に就任しました。2020年には次期衆院選での公認候補に内定したものの、2021年の総選挙では小選挙区で落選しました。

政策と姿勢

升田の政策では、憲法9条の改正に反対し、集団的自衛権の行使には否定的な立場をとっています。また、アベノミクスに対しては評価しない一方、軽減税率の導入には賛成意見を持っています。彼は、ヘイトスピーチの法規制にも賛成し、選択的夫婦別姓制度導入について、どちらかと言えば賛成の意向を示しています。

不祥事と法的な問題

升田は2014年の衆院選において、選挙運動に対する報酬として現金を渡した問題が発覚し、運動員2人が公職選挙法違反（買収）罪で起訴される事態となりました。青森地方裁判所は運動員に有罪判決を下しましたが、升田本人に対する連座制適用は見送られました。

脚注と関連リンク

政治家としての長いキャリアと多様な選挙歴を持つ升田ですが、政治信条や活動がどのように展開されるのか、今後も注目される存在です。彼の最新情報や公的活動については、SNSや公式サイトでチェックすることができます。

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