青森地方裁判所

青森地方裁判所



青森地方裁判所(あおもりちほうさいばんしょ)は、青森県青森市に位置する日本の地方裁判所の一つで、県内の司法を担う重要な役割を果たしています。通称、青森地裁(あおもりちさい)として親しまれています。本庁は青森市にあり、弘前市八戸市五所川原市・十和田市にそれぞれ支部を設けています。これに加えて、前述の4支部に加え、むつ市や野辺地町、鯵ヶ沢町の3箇所にも簡易裁判所が設置されており、地域の法的ニーズに応えています。さらに、青森・弘前・八戸には検察審査会も設けられています。

所在地


青森地方裁判所の本庁は、青森県青森市長島1-3-26に位置し、JR青森駅から徒歩約15分の距離にあります。また、各支部の所在地は以下の通りです。

各支部はそれぞれの地域へのアクセスが考慮され、最寄りの駅やバス停からの利便性が確保されています。

管轄


本庁と各支部は、それぞれ異なる地域を管轄しており、以下のように分かれています。

ただし、特定の事件については各支部間での管轄の詳細があり、例えば不動産競売や財産開示に関する事件などは本庁での取り扱いとなることがあります。

簡易裁判所


青森地方裁判所の管轄には、以下の8つの簡易裁判所も含まれています。

歴代所長


青森地方裁判所では歴代の所長が就任しており、その履歴には著名な判事も多く名を連ねています。大内俊身氏から始まり、最近の所長には古田孝夫氏が就任しています。

棠方志功との関わり


歴史的な背景の一つとして、著名な版画家棠方志功が1920年から青森地裁で弁護士控所の給仕として働いたことがあります。この関係から、所長室には棠方の作品『青森景勝之処大観之図』が飾られています。

青森地方裁判所は、地域に密着した司法サービスを提供する施設であり、法的な問題を抱える県民のための重要な拠点となっています。

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