協和コンサルタンツ

株式会社協和コンサルタンツ

株式会社協和コンサルタンツ（きょうわコンサルタンツ）は、東京都渋谷区笹塚に本社を置く、歴史と実績を持つ大手総合建設コンサルタント会社です。インフラストラクチャーの計画、調査、設計、マネジメントなど、建設事業に関する専門的なコンサルティングサービスを提供し、日本の社会基盤整備に貢献しています。

沿革

同社の歴史は、1961年8月29日に東京都練馬区で設立されたことに始まります。設立後、事業の拡大に伴い、1974年には東京都渋谷区に新たな本社社屋を完成させ、移転しました。これは、企業としての成長を示す重要な節目となりました。

株式公開においても積極的な姿勢を示しており、1993年6月22日には日本証券業協会に株式を店頭登録しました。さらに、2004年にはジャスダック証券取引所の上場銘柄となり、資本市場における信頼性を高めました。

品質管理と環境配慮への取り組みも早くから行っており、2000年には品質マネジメントシステムの国際規格であるISO 9000の認証を取得しました。翌年の2001年には、環境マネジメントシステムの国際規格であるISO 14000の認証も取得し、企業の社会的責任を果たすための体制を強化しました。

近年では、新たな事業領域への展開も見られます。2016年10月からは、再生可能エネルギー分野への取り組みとして、小水力発電機の販売を開始しました。また、同年12月には、株式会社サイブリッジが同社の株式の10.18%を保有し、筆頭株主および主要株主となりました。

主要な取引先

協和コンサルタンツの主な取引先は、日本の社会インフラや公共事業を推進する様々な公的機関です。具体的には、国土交通省、防衛省といった国の主要省庁をはじめ、その他の省庁とも取引があります。また、国際協力機構（JICA）とも関わりを持ち、海外での事業にも貢献していることが示唆されます。

高速道路会社や旧公団各社、さらには都道府県や政令指定都市、その他の地方自治体など、広範な公共セクターが同社の主要な顧客です。これらの取引先との連携を通じて、道路、橋梁、河川、上下水道などの社会基盤整備プロジェクトに専門的な知見を提供しています。

関連会社

同社は、グループ会社を通じて事業を展開しています。主な関連会社としては、株式会社ケーイーシー・インターナショナル、株式会社ケーイーシー商事、株式会社ケー・デー・シーがあります。これらの関連会社との連携により、建設コンサルティング事業に関連する多様なサービスやソリューションを提供していると考えられます。

株式会社協和コンサルタンツは、その長い歴史の中で培ってきた技術力と信頼を基盤に、日本の社会インフラ整備に不可欠な役割を果たし続けている企業です。広範な公共機関との取引を通じて、国土の安全・安心や持続可能な社会の実現に貢献しています。

関連項目

日本の企業一覧 (サービス)

外部リンク

協和コンサルタンツ公式サイト

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