南三陸さんさん商店街

南三陸さんさん商店街

宮城県本吉郡南三陸町にある南三陸さんさん商店街は、東日本大震災からの復興の象徴として、地域の人々に愛される商店街です。震災で大きな被害を受けた志津川地区の事業者たちが集まり、2012年に仮設商店街としてスタートしました。その後、2017年に現在の本設商店街へと生まれ変わり、28店舗が営業しています。

特徴

活気あふれる商店街: 新鮮な海産物や地元の特産品を扱う店、飲食店などが並び、活気に満ちています。週末には、商店街中央のフードコート特設ステージで様々な催しが開催され、多くの人々で賑わいます。
復興の象徴: 東日本大震災からの復興を目指す人々の希望を象徴する場所として、地域内外から注目を集めています。商店街の設立から本設への移行は、復興への力強い歩みを示しています。
道の駅との連携: 2022年10月には隣接地に道の駅さんさん南三陸が開業し、当商店街もその構成施設の一つとなりました。これにより、観光客の利便性が向上し、より多くの人が訪れるようになりました。

歴史

2012年2月25日: 南三陸町志津川に仮設商店街としてオープン。
2013年度: 経済産業省の「がんばる商店街30選」に選定。
2014年7月23日: 天皇皇后両陛下が訪問。
2016年7月6日: 本設商店街の起工式を開催。
2016年12月31日: 仮設商店街が閉鎖。
2017年3月3日: 本設商店街が開業。設計は著名な建築家、隈研吾氏が担当。
2020年10月1日: 道の駅さんさん南三陸が開業し、商店街もその一部となる。

アクセス

所在地: 宮城県本吉郡南三陸町志津川字五日町201番地5
公共交通機関:
JR東日本気仙沼線BRT 志津川駅下車すぐ
ミヤコーバス仙台 - 南三陸線もBRT志津川駅に停車
自動車:
三陸沿岸道路志津川インターチェンジから5分
駐車場: 無料駐車場完備（普通車300台、バス9台）

周辺施設

南三陸311メモリアル: 道の駅さんさん南三陸の構成施設の一つで、震災の記憶を伝える施設です。
モアイ像: チリのイースター島から贈呈されたモアイ像。イースター島の石で彫られたモアイとして初めて島外に渡ったもので、眼が入っているモアイとしては世界で2体しかないうちの1体です。
南三陸町震災復興祈念公園: 八幡川を挟んで隣接しており、人道橋を介してアクセス可能です。
* 旧防災対策庁舎: 震災の被害をそのまま残しており、当時の状況を伝える施設です。

まとめ

南三陸さんさん商店街は、単なる商店街としてだけでなく、震災からの復興を象徴する場所として、多くの人々に勇気と希望を与えています。美味しい食事や買い物を楽しむだけでなく、震災の教訓を学び、地域の歴史と文化に触れることができる場所として、ぜひ一度訪れてみてください。

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