南出来島町

南出来島町の概要

南出来島町（みなみできじまちょう）は、徳島県にある徳島市の町名で、内町地域に属しています。このエリアは南出来島町一丁目と南出来島町二丁目の2つの丁目から構成され、郵便番号は770-0824です。

地理

南出来島町は、徳島市の中心部に近い、徳島駅の西側に位置しています。この町は出来島の南側を占めており、東部には一丁目、西部には二丁目があります。南側では新町川が流れており、その河川に沿って新町川公園が広がっています。公園を挟むようにして2本の橋があり、対岸とのアクセスを提供しています。また、北側は高徳線によって分断されており、東端にある踏切と西端の立体交差点から越えることができます。

町の中央には国道192号が通っており、この国道を利用することで、近隣の佐古一番町へとつながります。沿道には大型の店舗が立ち並んでおり、買い物の便にも恵まれています。

歴史

江戸時代、南出来島町が位置する出来島地域は武家地として存在していました。この地域の東側には寺島があり、寺島との間には寺島川が流れています。出来島橋は明治時代に架けられた橋で、特に「滝見橋」と呼ばれるこの橋からは白糸の滝が見えました。この橋は明治までの間に、出来島と他の地域をつなぐ唯一の橋でした。

明治になると、水運を利用した工場が相次いで建設され、また1876年以前には仁心橋が架かりました。その後、いくつかの橋が新たに設けられ、1945年には出来島橋が架けられるなど、交通の便も向上していきました。1953年には国民体育大会に合わせて国道192号が開通し、同年に佐古大橋も架けられました。

1941年には現在の町名に改称され、その後1975年には東出来島町の一部を編入しました。

地形と施設

南出来島町周辺には新町川が流れており、町の利用者にとって重要な水源となっています。この地域には新町川公園があり、住民が憩いの場として利用しています。

また、町内にはユニクロ徳島出来島店やホテルサンシャイン徳島も位置しており、実用的な施設も整っています。

交通

交通手段としては、国道192号を利用することが一般的です。また、徳島市内を走る徳島バスが「南出来島」という停留所を利用しており、便利な公共交通が整っています。さらに、仁心橋と佐古大橋が新町川を越え、周辺地域へと通じています。

そのように、南出来島町は静かな住宅地でありつつも、交通の便も良く、買い物やレジャーにも恵まれたエリアです。

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