南堀端停留場

南堀端停留場について

南堀端停留場（みなみほりばたていりゅうじょう）は、愛媛県松山市南堀端町にある重要な交通拠点です。この停留場は伊予鉄道の城南線と花園線の交差点に位置し、停留所番号は02です。新たに変更された市内電車の6系統が通るようになって以来、松山市内の全系統が利用する数少ない停留場となっています。

歴史の歩み

この停留場は1911年、松山電気軌道の駅として開業しました。以来、愛媛県内の交通を支えてきました。1953年にはY字分岐へと改修され、1963年には市内電車の5系統の運行が始まり、Y字分岐が本格的に使用されるようになりました。これにより、多様なルートへのアクセスが可能となり、地域住民にとって大変便利な場所となりました。

停留場の構造

南堀端停留場は、城南線から松山市駅方面へ向かう花園線が分岐する構造を持ちます。そのため、松山市駅からの西堀端や市役所前など、さまざまな方向への直通運転が可能です。停留場内には、到着方面別に3つの「島」が設置されており、各島には安全地帯が備えられています。大街道や道後温泉方面へ行く際には、2つのホームから好きな方を選んで利用できます。

各島の分岐器は、列車が進入する時にトロリーコンタクターを使って操作することで切り替えることができます。通常は左側が正位とされ、安全地帯へノンストップで進入する際にはそれが標準操作です。しかし、1つ目のトロリーコンタクターを操作した後は一旦停止し、「開通確認」と表示されると右側へと切り替わります。この操作は他の分岐器でも同じ方法が取られています。なお、松山市駅やJR松山駅前、道後温泉駅ではスプリングポイントが使われています。

周辺の施設

南堀端停留場の周辺には、訪れる価値のあるさまざまな施設があります。例えば、城山公園や松山市民会館、愛媛県美術館といった文化的なスポットは、多くの人々に親しまれています。また、愛媛県立図書館やNHK松山放送局、愛媛県警察本部なども近隣に位置し、地域社会の重要な機能を果たしています。松山中央公園の野球場は移転済みであり、旧球場は現在取り壊されています。これらの要素から、南堀端停留場は旅客にとっても地域住民にとっても非常に便利な場所となっています。

隣接停留場

南堀端停留場の隣には、いくつかの停留場があります。環状線では、松山市駅停留場（01）から南堀端停留場（02）を経て西堀端停留場（03）へと続きます。また、5号線や6号線にも接続しています。特に市役所前停留場（21）とのアクセスは非常に良好で、地域内の移動がスムーズです。

結論

このように、南堀端停留場は松山市の交通の要としての役割を果たしており、地域の発展と共に歩んできた歴史的な背景を持っています。今後も多くの人々に利用されることが期待されており、周囲の魅力を生かしながら更なる活性化が進むことでしょう。

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