南山大学附属小学校

南山大学附属小学校について

南山大学附属小学校（通称：南山小学校）は、愛知県名古屋市昭和区に位置する私立の小学校です。この学校は南山大学の附属機関として設立され、2008年に開校しました。初年度から1年生から3年生までのクラスを提供し、各学年には30人を定員とした3クラスが設置されています。本校からは、系列の中学校（南山中学校・高等学校や聖霊中学校・高等学校）への推薦が行われています。

校舎と場所

校舎は南山中学校・高等学校男子部のテニスコートに隣接したエリアに建設されており、その周囲の景観と調和しています。かつては丸紅株式会社に売却され共同使用されていましたが、2005年には買い戻されました。校舎は地上3階、地下1階の構造ですが、程よい傾斜のある土地にあるため、グラウンド側からは3階部分のみが見える仕組みになっています。

校長の歴史

初代校長には、ハンス=ユーゲン・マルクスが就任しました。彼は2008年から2014年まで在任した後、福岡女子大学に転職しました。次代の校長は西脇良で、2014年から2021年にかけて教育の現場を率いてきました。現在の校長は2023年に就任した山田利彦で、教育を通じて子供たちに道徳的価値観を育むことに注力しています。

校訓と教育理念

学校では、以下の校訓を掲げています。かけがえのないあなたと私のために、神様に愛される人になろう、みんなで助け合って生きる人になろう、最後まであきらめずに努力する人になろう、そして周囲の人や物を愛する人になろう。この校訓は、子供たちに心豊かで協調性のある人間に成長することを促しています。

学校行事

南山大学附属小学校ならではの行事として、宿泊学習があります。1年生から6年生まで、学年に応じた宿泊体験を提供しており、各学年ともに特定の行先があります。例えば、1年生は南山大学で1泊2日、6年生は軽井沢で3泊4日と、多様な体験を通じて成長を促します。また、遠足や社外学習も年次ごとに計画されており、名古屋市の公園や工場、歴史的な場所を訪れています。

特徴的な授業と教員

英語教育にも特に力を入れており、1年生からバイリンガル教員による授業が行われています。水泳教育は行われておらず、近隣の施設での授業がかつては行われていました。宗教教育も毎週行っており、生徒たちの精神的な成長にも寄与しています。

アフタースクール活動

放課後にはアフタースクールが開かれており、学習のサポートやスポーツ、芸術活動が行われています。参加は自由で、費用も発生します。毎週火曜日には聖歌隊も活動しており、地域のイベントへの参加を通じて、地域社会とのつながりを深めています。

制服と校風

制服には、男子はブレザーとカッターシャツ、女子はセーラー服や吊りスカートが採用されています。校風は、互いを尊重し合い、協力しながら学ぶ姿勢が重視されています。

南山大学附属小学校は、教育の質の高さと多様な特色を持つ学校として、子どもたちの成長に貢献しています。

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