南山中学校・高等学校
南山中学校・高等学校は、愛知県名古屋市昭和区に所在する私立の中高一貫校です。学校法人南山学園によって運営され、男子部と女子部がそれぞれ独立した校舎を持つ、併設型の男女別学という特徴的な教育システムを採用しています。
南山中学校・高等学校は、完全中高一貫教育を行っており、各学年の定員は200名です。南山大学附属小学校からの内部進学者も毎年40名程度を受け入れています。全国的に見ても珍しい、男女別学でありながら同一法人による併設型の学校です。
男子部と女子部の校舎は、約250mほど離れた場所にそれぞれ独立して建てられており、生徒たちはそれぞれの環境で学習に励んでいます。
建学の精神は『Hominis Dignitati／人間の尊厳のために』であり、校訓は『高い人格、広い教養、強い責任感』です。これらの理念に基づき、生徒たちの全人教育を目指しています。
1932年、カトリック神言修道会のヨゼフ・ライネルス神父によって旧制南山中学校が創立されました。その後、1947年に新制南山中学校が、1948年には南山高等学校と南山中学校・高等学校女子部が創設されました。定時制は1953年に廃止され、2006年には女子部の新校舎が、2017年には男子部の新校舎が完成しました。2020年には南山学園講堂の改修工事が完了しています。
式典などでは標準服の着用が義務付けられていますが、ブレザーなど式典にふさわしい服装であれば可とされています。
男子部：かつては金ボタンの黒詰襟学生服でしたが、1995年に自由化されました。
女子部：紺のジャンパースカートが制服でしたが、2012年に変更。2022年からはスラックスやブラウス、ニットベストも導入されました。
南山中学校と南山高等学校は事実上同一の学校として運営されており、教員は中学校と高等学校の間で異動することがあります。男子部と女子部は法規上は一つの学校であるため、校長は両校で一人ですが、副校長は男子部と女子部にそれぞれ配置されています。
男子部と女子部の校舎は、それぞれ独立した敷地にあります。
カトリック南山教会：式典などに使用されます。講堂が使用できない場合は終業式などにも使用されます。
男子部校舎：中学校は鉄骨コンクリート4階建て、高等学校は鉄筋コンクリート3階建てです。屋上には大型望遠鏡を備えた天文台があります。耐震補強工事も実施済みです。ドラマのロケ地としても使用されています。
中庭テニスコート：人工芝のオムニコート4面があり、集会や授業、昼休みなどに使用されます。放課後はテニス部が利用します。
グラウンド：非常に広大なグラウンドで、陸上競技部、野球部、ラグビー部、サッカー部、アメフト部が共同で使用しています。女子部と共有です。
講堂：約1200人収容の大講堂で、式典や文化祭、講演会などに使用されます。マザー・テレサも講演を行いました。映画の撮影にも使われました。
プール：25m×8レーンの室内競技用プールがありましたが、現在は取り壊されています。
南山学園ライネルス館（旧校舎）：登録有形文化財に指定されている歴史的建造物で、現在は南山学園事務局と育友会が使用しています。南山学園史料室も併設されています。
体育館：バスケットボールコート、卓球場、柔道場、音楽室、トレーニングルームなどがあります。第一体育館と第二体育館の2つがあります。
アーノルドテニスコート：3面のオムニコートで、男女共用です。
オムニコート:2面。かつて丸紅に売却されたが、買い戻され、南山大学附属小学校の建設に使用された。
毎年9月第4週の土日に文化祭が開催され、一般来場者も参加可能です。国際平和に関するシンポジウムも開催されてきました。過去には、マザー・テレサ、シプリアニ大司教、医師の中村哲などが講演を行いました。
長崎南山中学校・高等学校は、カトリック神言修道会によって運営されており、両校の間で神父の交流があります。
南山中学校・高等学校からは、各界で活躍する著名な人材を多数輩出しています。
男子部：豊田鐵郎（豊田自動織機代表取締役社長・会長）、小林豊（TBS海外事業開発部担当部長）、後藤繁榮（NHKアナウンサー）、田中洋（中央大学教授）、南利明（俳優）、伊藤勝康（リゾートトラストグループ創業者）、菊地功（カトリック教会枢機卿）、浅井慎平（写真家・俳人）、酒井庸行（参議院議員）、高木貴行（多治見市長）、中村登志哉（名古屋大学教授）、西野誠（ミュージカル俳優）、野村又三郎（狂言師）、司城志朗（作家・脚本家）、李卓（プロアメリカンフットボール選手）など。
女子部：竹下景子（女優）、岩野祥子（農業法人伊賀ベジタブルファーム取締役COO）、塚越友子（心理カウンセラー）、河野栄子（元リクルート代表取締役会長）、蟹江篤子（元東海ラジオ放送アナウンサー）、横井綾子（フリーアナウンサー）、安井まみ子（フリーアナウンサー）、藤田麻衣子（将棋女流1級）、葛城七穂（元宝塚歌劇団男役）、松嶋桃（プロ雀士）、西尾梓（静岡朝日テレビアナウンサー）、後藤楽々（フリーアナウンサー）など。
名古屋市営地下鉄鶴舞線「いりなか駅」下車、徒歩約3分で、男子部、女子部ともにアクセス可能です。
南山中学校・高等学校は、その歴史と伝統、そして独自の教育システムによって、多くの生徒たちを育成してきました。今後も、生徒たちの成長を支え、社会に貢献できる人材を輩出し続けることが期待されます。
概要
南山中学校・高等学校は、完全中高一貫教育を行っており、各学年の定員は200名です。南山大学附属小学校からの内部進学者も毎年40名程度を受け入れています。全国的に見ても珍しい、男女別学でありながら同一法人による併設型の学校です。
男子部と女子部の校舎は、約250mほど離れた場所にそれぞれ独立して建てられており、生徒たちはそれぞれの環境で学習に励んでいます。
建学の精神と校訓
建学の精神は『Hominis Dignitati／人間の尊厳のために』であり、校訓は『高い人格、広い教養、強い責任感』です。これらの理念に基づき、生徒たちの全人教育を目指しています。
沿革
1932年、カトリック神言修道会のヨゼフ・ライネルス神父によって旧制南山中学校が創立されました。その後、1947年に新制南山中学校が、1948年には南山高等学校と南山中学校・高等学校女子部が創設されました。定時制は1953年に廃止され、2006年には女子部の新校舎が、2017年には男子部の新校舎が完成しました。2020年には南山学園講堂の改修工事が完了しています。
制服
式典などでは標準服の着用が義務付けられていますが、ブレザーなど式典にふさわしい服装であれば可とされています。
男子部：かつては金ボタンの黒詰襟学生服でしたが、1995年に自由化されました。
女子部：紺のジャンパースカートが制服でしたが、2012年に変更。2022年からはスラックスやブラウス、ニットベストも導入されました。
教員
南山中学校と南山高等学校は事実上同一の学校として運営されており、教員は中学校と高等学校の間で異動することがあります。男子部と女子部は法規上は一つの学校であるため、校長は両校で一人ですが、副校長は男子部と女子部にそれぞれ配置されています。
施設
男子部と女子部の校舎は、それぞれ独立した敷地にあります。
カトリック南山教会：式典などに使用されます。講堂が使用できない場合は終業式などにも使用されます。
男子部校舎：中学校は鉄骨コンクリート4階建て、高等学校は鉄筋コンクリート3階建てです。屋上には大型望遠鏡を備えた天文台があります。耐震補強工事も実施済みです。ドラマのロケ地としても使用されています。
中庭テニスコート：人工芝のオムニコート4面があり、集会や授業、昼休みなどに使用されます。放課後はテニス部が利用します。
グラウンド：非常に広大なグラウンドで、陸上競技部、野球部、ラグビー部、サッカー部、アメフト部が共同で使用しています。女子部と共有です。
講堂：約1200人収容の大講堂で、式典や文化祭、講演会などに使用されます。マザー・テレサも講演を行いました。映画の撮影にも使われました。
プール：25m×8レーンの室内競技用プールがありましたが、現在は取り壊されています。
南山学園ライネルス館（旧校舎）：登録有形文化財に指定されている歴史的建造物で、現在は南山学園事務局と育友会が使用しています。南山学園史料室も併設されています。
体育館：バスケットボールコート、卓球場、柔道場、音楽室、トレーニングルームなどがあります。第一体育館と第二体育館の2つがあります。
アーノルドテニスコート：3面のオムニコートで、男女共用です。
オムニコート:2面。かつて丸紅に売却されたが、買い戻され、南山大学附属小学校の建設に使用された。
学校祭
毎年9月第4週の土日に文化祭が開催され、一般来場者も参加可能です。国際平和に関するシンポジウムも開催されてきました。過去には、マザー・テレサ、シプリアニ大司教、医師の中村哲などが講演を行いました。
姉妹校
長崎南山中学校・高等学校は、カトリック神言修道会によって運営されており、両校の間で神父の交流があります。
出身者
南山中学校・高等学校からは、各界で活躍する著名な人材を多数輩出しています。
男子部：豊田鐵郎（豊田自動織機代表取締役社長・会長）、小林豊（TBS海外事業開発部担当部長）、後藤繁榮（NHKアナウンサー）、田中洋（中央大学教授）、南利明（俳優）、伊藤勝康（リゾートトラストグループ創業者）、菊地功（カトリック教会枢機卿）、浅井慎平（写真家・俳人）、酒井庸行（参議院議員）、高木貴行（多治見市長）、中村登志哉（名古屋大学教授）、西野誠（ミュージカル俳優）、野村又三郎（狂言師）、司城志朗（作家・脚本家）、李卓（プロアメリカンフットボール選手）など。
女子部：竹下景子（女優）、岩野祥子（農業法人伊賀ベジタブルファーム取締役COO）、塚越友子（心理カウンセラー）、河野栄子（元リクルート代表取締役会長）、蟹江篤子（元東海ラジオ放送アナウンサー）、横井綾子（フリーアナウンサー）、安井まみ子（フリーアナウンサー）、藤田麻衣子（将棋女流1級）、葛城七穂（元宝塚歌劇団男役）、松嶋桃（プロ雀士）、西尾梓（静岡朝日テレビアナウンサー）、後藤楽々（フリーアナウンサー）など。
アクセス
名古屋市営地下鉄鶴舞線「いりなか駅」下車、徒歩約3分で、男子部、女子部ともにアクセス可能です。
南山中学校・高等学校は、その歴史と伝統、そして独自の教育システムによって、多くの生徒たちを育成してきました。今後も、生徒たちの成長を支え、社会に貢献できる人材を輩出し続けることが期待されます。
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