南末広町

南末広町について

南末広町（みなみすえひろちょう）は、徳島県徳島市に位置する町名であり、沖洲地区に属しています。この町は徳島市の東部にあり、地域の重要な水路である新町川の河口部にあたります。郵便番号は〒770-0867で、2009年12月時点での人口は2,302人、世帯数は999世帯とされています。

地理的特性

南末広町は吉野川下流のデルタ地帯の一部であり、かつては湿田や塩田が広がっていましたが、現在では徳島港の一部として、新たに海の玄関口としての役割を果たしています。地域には徳島フェリーの航路があり、すぐ下流には沖洲埠頭があります。以前は水域が広がっていた新町川は埋め立てられ、末広埠頭が整備されました。地域内の西部には末広大橋が架かっており、新町川を渡る重要な交通路として知られています。

河川

南末広町は主に新町川と沖洲川という二つの河川に囲まれています。これらの川は地域の生活や交通に大きく影響を与えており、川沿いの景観も地域の魅力の一部です。

歴史

南末広町はもともと末広町の一部であり、昭和41年に現在の名称が付けられました。徳島港の開発や整理が進む中で、地域は急速に発展を遂げました。この変化に伴い、新しい商業施設や住宅が増加し、地域の人口も増加していきました。

主な施設

この地域には多くの公共施設が存在し、生活利便性が高まっています。主な公共施設には、イオンモール徳島、徳島県立中央テクノスクール、徳島経済産業会館（KIZUNAプラザ）、徳島県総合土木庁舎、徳島末広郵便局、そして木下病院があります。

さらに、南末広町には様々な分譲マンションが建設されています。これまでに南末広第一マンション（1984年8月竣工、90戸）、南末広第二マンション（1985年7月竣工、96戸）、そしてサーパスシティ南末広のような最近の物件（2022年2月竣工、82戸）などがあります。

また、地域内には企業や飲食店も多数存在し、地元住民だけでなく訪れた人々にも利用されています。例えば、あわわ、ディスカウントドラッグコスモス南末広店、モスバーガー徳島末広ベイサイド店、老舗のお好み焼き店ぼてじゅう末広店、中華そば末広、ハードオフ徳島末広店など、多様な選択肢があります。

交通アクセス

南末広町は、交通アクセスも整備されており、徳島県道29号徳島環状線を利用した移動が可能です。また、徳島市営バスが地域内を運行しており、具体的な停留所として南末広町、イオンモール徳島、南末広町中・イオンモール前、東部県土整備局前があります。このように、南末広町は生活に便利な立地に恵まれた地域です。

参考情報

南末広町の詳細な情報を知りたい方は、徳島市の公式ホームページや参考文献として『角川日本地名大辞典 36 徳島県』（1986年 ISBN 4040013603）をご覧ください。

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