南波一海のアイドル三十六房

南波一海のアイドル三十六房

『南波一海のアイドル三十六房』（なんばかずみのアイドルさんじゅうろくぼう）は、タワーレコードが提供するアイドル楽曲紹介のライブストリーミング番組です。このプログラムはタワーレコードの渋谷店にあるCUTUP STUDIOを拠点に、音楽ライターの南波一海とタワーレコード社長の嶺脇育夫が進行を務めます。

番組の誕生と進化

この番組は、2012年11月に始まり、タワーレコード渋谷店のリニューアル並びにDOMMUNEとのコラボレーションを背景に誕生しました。初期はタイトルも「TOWER RECORDOMMUNE SHIBUYA STUDIO」とされていましたが、2017年5月に「タワレコTV」に屋号を変更しました。今では毎月第一木曜日にレギュラー放送が行われており、アイドル楽曲を紹介することに特化しています。

放送内容

番組は、定期的なレギュラー回と特別編、さらには番外編で構成されています。レギュラー放送では、アーティストをゲストに招いたトークやライブパフォーマンスも行われ、視聴者に新たな音楽体験を提供しています。特筆すべきは、番組内のトークが台本なしのフリートークで進行される点です。南波氏自身も「スタッフが心配している台本なしのフリートーク」が話題にされています。

10周年を迎えた2022年11月には、記念の「10th Anniversary 10時間スペシャル！」が開催され、ファンにとって特別な瞬間となったことは言うまでもありません。

配信とアーカイブ

当初の配信は「TOWER RECORDOMMUNE SHIBUYA」で行われていましたが、2013年にはタワーレコードの「TOWER REVOLVE PROJECT」（通称タワレボ）に移行し、さらには2017年にタワレコTVとして再スタートを切りました。ストリーミングサービスはUstreamから始まり、その後AmebaFRESH!（現FRESH LIVE）を経て、2020年からはOPENREC.tvで配信されています。このように番組は時代の流れに合わせて進化を続けています。

アーカイブについては、基本的には行っていないものの、2020年にYouTubeに「南波一海のアイドル三十六房 Archives」チャンネルが開設され、過去の放送が順次公開されています。これにより、視聴者はいつでも過去の映像を楽しむことが可能になりました。

観覧と特別編

また、観覧については基本的に無料で行われ、現地で取得した整理券を持った人々が楽しむことができる仕組みです。しかし、過去には観覧可能年齢が設定されていたり、無観客配信になることもありました。特別編の観覧券は、渋谷店での対象商品購入を条件として配布されることが多いです。

いずれにせよ、番組の参加は常に多様性があり、観覧者にも充実したエンターテインメントを提供しています。

R-グランプリ

さらに、毎年行われる「R-グランプリ」は、南波による独自の審査で、過去の放送で紹介された楽曲の中から優秀な作品を選出します。この活動は、アイドルたちにとって重要なブレイクの場ともなっており、視聴者からの注目が集まっています。

クリエイターへの影響

南波一海のアイドル三十六房は、近年アイドルや音楽クリエイターにとって大きな影響力を持っており、出演者からは「番組に出演したことでオファーが増えた」という声も聞かれます。今後もこのプログラムは、アイドルや音楽シーンの発展に貢献していくことでしょう。私たちもまた、彼らの成長を見守りながら、音楽の新しい楽しみ方を見つけていければと思います。

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