南海の狼火

南海の狼火（1960年）

『南海の狼火』は、1960年9月3日に公開された日活制作のアクション映画であり、小林旭主演の「流れ者シリーズ」の第三弾です。監督は山崎徳次郎が担当しました。真珠の養殖を巡る事件を背景に、主人公・野村浩次が宇和島で活躍する姿を描いています。

あらすじ

野村浩次（小林旭）は、真珠の養殖に絡んだ事件の真相を究明するため、宇和島へと旅立ちます。そこで彼は、複雑に絡み合った人間関係と陰謀に巻き込まれていくことになります。

主要な配役

野村浩次：小林旭
坊主の政：宍戸錠
須賀清子：浅丘ルリ子
田代千津：堀恭子
ジェニイ・ハルミ：白木マリ
須賀周一：中田博久
辻井：岡田眞澄
黒田：金子信雄
須賀力蔵：菅井一郎

スタッフ

監督：山崎徳次郎
脚本：山崎巌
企画：児井英生
音楽：大森盛太郎
撮影：高村倉太郎
美術：横尾嘉良
編集：鈴木晄
助監督：武田一成

音楽

劇中では、小林旭が歌う以下の楽曲が使用されました。

主題歌：『さすらい』
挿入歌：『アキラのホイホイ節』、『アキラのツーレロ節』、『チェリーブランデー』、『宇和島音頭』

ロケ地

映画の撮影は、宇和島市内とその周辺地域で行われました。

宇和島城（鶴島城）
和霊神社
滑床渓谷

これらの場所が、映画の舞台として登場し、物語に深みを与えています。

流れ者シリーズ

『南海の狼火』は、以下の「流れ者シリーズ」の一作です。

1. 『海から来た流れ者』（1960年2月28日公開）
2. 『海を渡る波止場の風』（1960年5月28日公開）
3. 『南海の狼火』（1960年9月3日公開）
4. 『大暴れ風来坊』（1960年11月16日公開）
5. 『風に逆らう流れ者』（1961年4月9日公開）

概要

『南海の狼火』は、小林旭のアクションと、宇和島の美しい風景が組み合わさった作品として、多くのファンに愛されています。真珠養殖を巡る陰謀と、それに立ち向かう主人公の姿を描いた本作は、流れ者シリーズの中でも特に人気が高い作品の一つです。

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