南海高速道路

南海高速道路について

南海高速道路は、韓国の全羅南道霊岩郡から慶尚南道を経て釜山広域市北区に至る高速道路です。この道路は、国道10号線とも呼ばれ、全長は273.1キロメートルを超えています。主要な区間は霊岩から順天までの106.8キロメートルと、順天から釜山までの166.3キロメートルです。

途中の順天市ではこの高速道路が分断されるため、順天から釜山の区間は湖南高速道路と接続しています。一方で、霊岩から順天までの区間は別の路線が存在しています。この分断のため、ギャップ区間は国道17号などの自動車専用道路によって連絡されており、今後の国道高速化の計画はないとされています。

支線の概要

南海高速道路は、三つの支線を持っています。第一支線（102号線）は、かつて本線の一部であった区間で、馬山外郭高速道路として新たに開通した山仁JCT～昌原JCT間を南海高速道路に編入する形に変更されました。第二支線（104号線）は釜山近郊の分岐路線として開通しています。第三支線は南北方向の路線で、釜山新港へのアクセスを目的とした事業が行われました。

道路の歴史と発展

この高速道路は、1973年11月14日に西順天ICから亀浦IC間が開通したことから始まりました。当初は暫定2車線でしたが、1996年6月28日には全区間が4車線に拡張され、現在では一部区間では8車線も整備されています。各部分の拡張や移設が行われ、交通の円滑さや安全性が向上しています。具体的には、1981年から1996年にかけて、各区間で段階的に4車線に拡張され、より多くの交通量をさばけるような形になりました。

また、2008年には馬山外郭高速道路が南海高速道路に編入され、山仁JCTから内西JCT、昌原JCT間は第一支線に分離されました。近年では、2012年4月27日に西霊岩ICから海龍ICまでが開通し、南海高速道路として正式に指定されています。

交通量と道路管理

南海高速道路は、韓国道路公社によって管理されています。この道路では、制限最高速度が100 km/h、制限最低速度は50 km/hに設定されています。特に、晋州JCTから山仁JCT、昌原JCTから冷井JCT、東金海ICから金海JCTでは8車線が整備されており、主要な交通の動脈としての機能を果たしています。また、交通量に関しても、随時統計が行われており、利便性の向上が図られています。

このように、南海高速道路は韓国の交通インフラにおいて非常に重要な役割を果たしており、地域の発展や経済活動の促進に寄与しています。

主要インターチェンジ

南海高速道路には多くのインターチェンジがあり、霊岩から順天、そして釜山までの各地域へのアクセスを提供しています。これにより、地元住民や観光客にとっても利用しやすい環境が整っています。

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