南港島線

南港島線について

南港島線は、香港MTRが運営する鉄道路線で、香港島の南部を東西に結ぶ路線です。この路線は、東段と西段の2つの区間に分けられます。東段は既に開業しており、西段は現在計画中です。

東段

東段は、中西区の金鐘駅と南区の海怡半島駅を結ぶ全長約7kmの路線です。路線カラーはウグイス色で、香港仔海峡に架かる道路橋である鴨脷洲大橋に並行する形で香港仔海峡大橋が建設され、鴨脷洲へと上陸します。この区間は2016年12月28日に開業しました。

西段

西段は計画中の路線で、黄竹坑駅から香港島の南岸を通り、中西区の香港大学駅に接続する予定です。路線カラーはライラック色で、2021年に着工し、2026年の開業を目指しています。

歴史

南港島線の東段は、2011年5月18日に財務計画が行政会議を通過し、本格的な建設が始まりました。2013年12月9日には海洋公園駅が竣工しました。その後、2014年2月19日には最初の車両編成が小濠湾車両基地に到着、7月29日には黄竹坑車両基地が竣工しました。同年の9月末には、東段の工事進捗率が78%に達しました。

2014年10月17日には、金鐘駅と海洋公園駅間のトンネルが貫通し、2015年2月末には工事進捗率が84%に達しました。利東駅の工事は地質問題の影響で遅れましたが、黄竹坑駅と海怡半島駅間での試運転は開始されました。2016年2月末には、工事進捗率が93%に達し、金鐘駅を除く全駅が完成しました。

金鐘駅の工事の遅れにより、当初予定されていた開業時期は2017年3月に延期される可能性が濃厚になりましたが、その後、2016年12月5日に東段が同年12月28日に開業することが発表され、無事に開業に至りました。

車両

南港島線で運用されている車両は、中国北車と上海電気・アルストム連合が製造した3両編成の無人運転対応列車です。合計9編成が製造されました。

駅一覧

南港島線東段

金鐘駅
海洋公園駅
黄竹坑駅
利東駅
海怡半島駅

南港島線西段 (計画路線)

黄竹坑駅
瑪麗醫院駅
香港大学駅

脚注

[1] 南港島線 (西段)

関連項目

南港島線 (西段)

外部リンク

南港島線（東段） （繁体字中国語） （英語）
* 香港MTR公式Facebook

もう一度検索