南牟婁郡

南牟婁[[郡]]の概要

南牟婁[[郡]]（みなみむろぐん）は、三重県の南部に位置する郡です。現在の郡域は、御浜町（みはまちょう）と紀宝町（きほうちょう）の2つの町で構成されています。人口は約1万7千人、面積は約167平方キロメートルとなっています。

地理

南牟婁[[郡]]は、紀伊半島の東南部に位置し、熊野灘に面しています。郡内には、山地や河川が多く、自然豊かな景観が広がっています。また、温暖な気候で、年間を通して比較的過ごしやすい地域です。

歴史

南牟婁[[郡]]は、1879年（明治12年）に行政区画として発足しました。それ以前は、紀伊国牟婁[[郡]]の一部でした。発足当初の郡域は、現在の御浜町、紀宝町に加え、熊野市全域、尾鷲市の一部を含んでいました。

明治時代の廃[[藩置県]]や府県統合を経て、1879年に牟婁[[郡]]が南北に分割され、南牟婁[[郡]]が誕生しました。郡役所は木本浦（現在の熊野市木本町）に設置されました。

1889年（明治22年）の町村制施行により、1町18村が発足しましたが、その後、町村の合併や新設が繰り返されました。特に昭和時代には、大規模な合併が進み、現在の郡域が形成されました。

主な変遷は以下の通りです。

1879年（明治12年）：牟婁[[郡]]が南北に分割され、南牟婁[[郡]]が発足
1889年（明治22年）：町村制施行により、1町18村が発足
1954年（昭和29年）：北輪内村、南輪内村が尾鷲市へ編入、井田村、御船村、相野谷村が合併し紀宝町が発足、木本町、荒坂村、新鹿村、泊村、有井村、神川村、五郷村、飛鳥村が合併し熊野市が発足
1955年（昭和30年）：上川村、入鹿村、西山村が合併し紀和町が発足
1956年（昭和31年）：市木村、尾呂志村が合併し市木尾呂志村が発足
1958年（昭和33年）：阿田和町、神志山村、市木尾呂志村が合併し御浜町が発足
2005年（平成17年）：紀和町が熊野市と合併
2006年（平成18年）：紀宝町、鵜殿村が合併し、現在の紀宝町が発足

現在の状況

現在の南牟婁[[郡]]は、御浜町と紀宝町の2町で構成されています。両町は、それぞれ独自の歴史と文化を持ち、地域社会を形成しています。

御浜町は、温暖な気候と豊かな自然に恵まれ、みかん栽培が盛んです。また、熊野古道が通る地域でもあり、歴史的な観光資源も豊富です。

紀宝町は、熊野川の河口に位置し、漁業が盛んな町です。また、ウミガメの産卵地としても知られており、自然保護にも力を入れています。

南牟婁[[郡]]は、豊かな自然と歴史が共存する地域であり、今後もその魅力を活かした発展が期待されます。

南牟婁[[郡]]の変遷表

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