南翔饅頭店

南翔饅頭店：上海小籠包の老舗

南翔饅頭店は、100年以上の歴史を誇る上海の小籠包専門店です。そのルーツは、嘉定県南翔鎮（現在の上海市嘉定区南翔鎮）の菓子屋「古猗園」で生まれた「南翔小籠」に遡ります。

歴史

1900年、古猗園で小籠包を学んだ呉翔升が、職人の趙秋栄とともに上海中心部、豫園に点心店「長興樓」を開店しました。1920年頃から「南翔小籠包」を売り出し、その名が広く知られるようになりました。1960年代には「南翔饅頭店」と改名し、現在に至ります。

中国旧商業部が1989年に豫園本店の小籠包を「優秀品質製品金鼎賞」に認定して以来、数々の栄誉に輝いています。本店には、エリザベス2世英国女王、クリントン元アメリカ合衆国大統領、ゴルバチョフ元ロシア大統領などの著名人も訪れています。

メニュー

小籠包は、豚肉を基本として、蟹味噌、海老、フカヒレなど様々な種類があります。本店ではテイクアウトも可能で、手軽に本場の味を楽しめます。店舗によって提供するメニューは異なり、点心や上海料理なども提供しています。

日本での展開

南翔饅頭店は、日本にも複数の店舗を展開しています。株式会社ソーホーズ・ホスピタリティ・グループと株式会社南翔がそれぞれライセンス契約を結び、店舗を運営しています。

ソーホーズ・ホスピタリティ系列の店舗では、小籠包の他に焼売やデザートなどの点心を提供しています。一方、株式会社南翔系列の店舗では、「小籠包とシャンパンの南翔饅頭店」と銘打ち、ワインや上海蟹料理なども楽しめるのが特徴です。これらの店舗では、上海豫園本店から派遣された点心師が腕を振るい、有機野菜を使用するなど、食材にもこだわっています。

店舗

• - 本店: 上海豫園
• - その他: 中国国内各地、ソウル、ジャカルタ、シンガポール

日本

• - 東京
• - 川崎
• - 大阪
• - 福岡
• - 名古屋（過去に存在）

南翔饅頭店は、本場の味を気軽に楽しめる名店として、世界中で愛されています。

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