南芦屋浜パーキングエリア

兵庫県芦屋市海洋町、西宮市との市境近くに位置する南芦屋浜パーキングエリア（みなみあしやはまパーキングエリア）は、阪神高速道路5号湾岸線を利用する神戸（六甲アイランド）方面の車両に向けて設けられた休憩施設です。このパーキングエリアは、かつて存在した南芦屋浜本線料金所の跡地を活用し、2019年3月19日にその供用を開始しました。

施設自体は阪神高速の高架構造上に築かれており、利用者は高架部分に設置された設備を利用することになります。建屋はシンプルな平屋造りで、必要な機能が集約されています。

駐車スペースについては、大型車用が6台分、小型車用が13台分用意されており、加えて障がい者用の区画が2台分、二輪車用のスペースも確保されています。ただし、大型車の中でもトレーラーについては駐車が禁止されており、その旨を示す看板が設置されています。喫煙をされる方のために、指定されたスモーキングエリアも設けられています。また、一般的な飲料自動販売機も利用可能です。

建屋内に入ると、利用者が快適に過ごせるための設備が整えられています。

トイレ：男性用は洋式2つを含む計7つ（大2、小5）、女性用は全て洋式の5つが用意されています。小さなお子様連れの方のために、同伴の男児用トイレも1つあります。また、車椅子をご利用の方のためのバリアフリー対応トイレも完備されています。
休憩コーナー：無料の休憩スペースがあり、ドライブの途中に一息つくことができます。
自動販売機型コンビニ：ファミリーマートブランドの自動販売機が設置されており、サンドイッチやおにぎりといった軽食類を含む様々な商品を購入することができます。これは、同日に開設された尼崎パーキングエリアと共に、阪神高速では初めて導入されたサービスの一つとして知られています。
道路交通情報端末：最新の道路状況を確認できる端末が設置されており、今後の走行計画に役立てることができます。
* ETC利用履歴発行プリンター：ETCを利用した際の履歴をその場で印刷できるサービスも提供されています。

周辺には、潮風大橋や浜風大橋といった特徴的な橋梁のほか、ベルポート芦屋、広大な芦屋市総合公園、そして新西宮ヨットハーバーなどがあり、この地域の海辺らしい景観や施設を垣間見ることができます。

歴史的には、前述の通り2019年（平成31年）3月19日に開業した比較的新しいパーキングエリアです。

阪神高速5号湾岸線の前後の施設としては、西宮浜出入口（5-10）の次に位置し、その先には既に撤廃された南芦屋浜本線料金所の跡があり、このパーキングエリアを経て南芦屋浜出入口（5-11）へと繋がります。なお、南芦屋浜パーキングエリアは神戸方面（下り線）にのみ存在します。

日本のサービスエリア・パーキングエリア全体の中での位置づけや、かつての南芦屋浜本線料金所に関する情報など、関連する項目を参照することで、このパーキングエリアについての理解をさらに深めることができるでしょう。

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