南行橋駅

南行橋駅：行橋市の住宅街に佇む、日豊本線の駅

南行橋駅は、福岡県行橋市泉中央二丁目に位置する、九州旅客鉄道（JR九州）日豊本線に属する駅です。北九州都市圏に近接した行橋市の南部にあり、住宅街の中にひっそりと佇む、静かな雰囲気の駅となっています。

駅の歴史：昭和から令和へ

南行橋駅が開業したのは1988年（昭和63年）3月13日。JR九州によって開設されました。その後、2001年（平成13年）3月20日には自動改札機が導入され、利用者の利便性が向上しました。さらに2009年（平成21年）3月1日からは、ICカードSUGOCAの利用が可能となり、交通系ICカードの普及の流れにも対応しています。近年では、2022年（令和4年）3月11日にきっぷ売り場の営業を終了、翌12日には無人駅となりました。かつてはJR九州鉄道営業による業務委託駅でしたが、現在は無人化され、駅業務は簡素化されています。

駅の構造：シンプルで使いやすい無人駅

南行橋駅は地上駅で、相対式ホーム2面2線を有するシンプルな構造です。無人駅であるため、有人改札口や窓口はありません。しかし、SUGOCA対応の自動改札機が設置されているため、ICカードでのスムーズな乗降が可能です。かつては磁気券専用の簡易自動改札機と簡易SUGOCA改札機が設置されていましたが、現在は最新式の設備に更新されています。SUGOCAのチャージや無記名SUGOCAの購入も駅で行うことができます。

利用状況：通学時間帯の賑わい

南行橋駅は住宅街に位置しているため、近隣の住民の利用が多いのが特徴です。特に、行橋高等学校と京都高等学校の最寄り駅であることから、通学時間帯には多くの高校生で賑わいます。また、行橋市南部は北九州都市圏の経済圏に含まれるため、ラッシュ時には小倉方面への利用客も増加します。2022年度の1日あたりの乗車人員は約1226人と記録されています。

駅周辺：生活に密着した環境

南行橋駅の周辺は、行橋市郊外の住宅街が広がっています。駅周辺には、生活に必要な施設が整っており、利便性の高い環境です。具体的には、平成筑豊鉄道田川線の令和コスタ行橋駅、福岡県立行橋高等学校、福岡県立京都高等学校、ゆめタウン南行橋店、行橋市立泉小学校、行橋市立泉中学校、スーパーセンタートライアル行橋店などが近隣にあります。買い物や通学、日常の生活に便利な施設が揃っているため、住民にとって生活に密着した重要な拠点となっています。

隣の駅

南行橋駅は、日豊本線において、行橋駅と新田原駅の中間に位置しています。快速列車は通過しますが、普通列車は全列車が停車します。

行橋駅方面
新田原駅方面

まとめ：地域に根付いた静かな駅

南行橋駅は、無人駅となった現在も、地域住民にとって重要な交通拠点として機能しています。周辺の学校に通う生徒や、近隣の住民にとって、日常生活に欠かせない駅として、これからも利用され続けるでしょう。静かな住宅街の中にありながら、活気と落ち着きを併せ持つ、そんな魅力的な駅です。

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