南部ターミナル駅

南部ターミナル駅

南部ターミナル駅（ナンブターミナルえき、ハングル: 남부터미널역）は、大韓民国ソウル特別市瑞草区瑞草洞に所在する、ソウル交通公社が運営する地下鉄3号線の駅です。駅番号は341が付与されており、「芸術の殿堂」という副駅名でも知られています。この駅は、ソウル市南部地域における主要な交通結節点の一つとして機能しています。

歴史

当駅は、ソウル特別市地下鉄公社（現在のソウル交通公社）の駅として、1985年10月18日に開業しました。開業当初の駅名は「貨物ターミナル駅（화물터미널역）」でしたが、その後の1990年4月1日に現在の「南部ターミナル駅」へと名称が変更されました。駅を運営する事業者は、ソウル特別市地下鉄公社から2005年1月1日にソウルメトロへ、そして2017年5月31日にはソウルメトロとソウル特別市都市鉄道公社の統合により発足したソウル交通公社へと変遷しています。

駅構造

駅施設は地下に配置されており、ホーム階は地下3階にあります。ここでは、向かい合う形でホームが設けられた相対式ホーム2面2線を有しています。利用客の安全を確保するため、ホーム上にはフルスクリーンタイプのホームドアシステムが完備されています。

改札階は地下2階に位置しており、合計2ヶ所の改札口が設置されています。一つは北側（教大駅方面寄り）に、もう一つは南側（良才駅方面寄り）にあります。特に南側の改札口は、上り線と下り線でそれぞれ独立した形式となっています。ホームへの連絡用エレベーターおよび化粧室は、北側の改札内に設置されています。駅の地上への出入口は全部で6ヶ所（1番から6番）設けられており、周辺各方面へのアクセスを提供しています。なお、各ホームに案内上の番号は設定されていません。

利用状況

駅の利用状況を示す一日平均乗降人員などの詳細は、ソウル交通公社などから発表される統計データで確認できます。

駅周辺

駅周辺には、その名称や副駅名の由来となった重要な施設が多数存在します。主な施設は以下の通りです。

ソウル南部バスターミナル：多くの都市間バスや高速バスが発着する、当駅名の由来となった主要施設です。
芸術の殿堂：当駅の副駅名にもなっている韓国有数の文化複合施設で、コンサートホール、オペラハウス、美術館などが集まっています。
国際電子センター
韓国国際放送交流財団
ロッテスーパー
21世紀病院
瑞草3洞住民センター
瑞一初等学校
瑞草1洞郵便局
韓国芸術総合学校
瑞草区庁

隣の駅

ソウル交通公社3号線における当駅の隣接駅は以下の通りです。

北方面： 教大駅 (340)
* 南方面： 良才駅 (342)

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