南部町ふれあいバス

南部町ふれあいバス

概要

南部町ふれあいバスは、鳥取県西伯郡の南部町で運行されているコミュニティバスです。地域住民の移動を支援するために設計されており、一部路線は隣接する島根県安来市にもアクセスしています。現在、4つの路線に基づき、全6つのルートが運行されています。バス運行は日ノ丸自動車に委託されており、2008年4月には従来の事業用自動車から自家用自動車による有償運送へと変更されました。

料金

利用料金は、次のように設定されています。大人の料金は150円、小学生は100円、大人障害者等は100円、小学生障害者等は50円、幼児は無料です。家族全員が利用できるファミリー定期券は、3ヶ月で4,500円、6ヶ月で9,000円となっています。さらに、専用回数券も販売されており、1,000円券（100円券の11枚綴り）や1,500円券（150円券の11枚綴り）で購入できます。ただし、一般路線の乗車券は使用できません。なお、南さいはく線を除き、土曜日・休日、さらには1月1日から3日までは全便運休となります。

営業所

南部町ふれあいバスの運行に関する営業所は、日ノ丸自動車の米子支店法勝寺車庫に位置しています。住所は鳥取県西伯郡南部町鴨部110-2にあります。

沿革

このバスの歴史は2004年8月1日から始まり、当初から地域の交通手段としての役割を果たしてきました。2008年には、自家用自動車による運送形態に移行したことに伴い、従来の乗放題手形が使用できなくなりました。2018年10月には、新たに南さいはく線が設けられ、利便性が向上しました。

コース

南部町ふれあいバスには、いくつかの主要なコースがあります。循環線では、日ノ丸車庫からスタートし、法勝寺庁舎や西伯小学校前、西伯病院などを経由しながら、再び日ノ丸車庫へ戻ります。奥絹屋・与一谷線では、法勝寺庁舎から奥絹屋を経て与一谷方面へ向かうルートが設定されています。伐株線は、丸合西伯店から法勝寺庁舎を通り、最終的に須山へ至ります。さらに、とっとり花回廊線は、観光地へのアクセスを提供しており、南さいはく線はデマンドバスの形態で運行されています。

車両

運行に使用される車両は、小型バスの日野・リエッセが3台あります。これらのバスは、ステップリフトを搭載したAT車両であり、日本宝くじ協会からの助成金を受けて寄贈された「宝くじ号」として運行されています。

まとめ

南部町ふれあいバスは、地域の移動手段を支える重要な役割を果たしています。利便性の高い運行体制と多彩なルートによって、住民や訪問者の交通アクセスを円滑にしています。地域の発展に寄与するこのバスの存在は、今後も重要な意味を持つことでしょう。

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