南魚沼市消防本部

南魚沼市消防本部

南魚沼市消防本部は、新潟県南魚沼市に拠点を置く消防機関です。南魚沼市と南魚沼郡湯沢町の全域を管轄しており、湯沢町からの消防事務委託を受けています。住民の安全と安心を守るため、消防・救急活動、災害予防、防災啓発など幅広い業務を担っています。

概要

• - 消防本部所在地：南魚沼市竹俣82-2
• - 管轄面積：941.84km2
• - 職員定数：110名
• - 消防署：2カ所（南魚沼市消防署、湯沢消防署）
• - 分署：1カ所（大和分署）

主力機械

2024年4月1日現在の消防年報によると、以下の車両が配備されています。

• - 指揮車：2台（南魚指揮1、湯沢指揮1）
• - 指令車：2台（南魚指令1、大和指令1）

- 南魚指令1は日本消防協会から寄贈

• - 普通消防ポンプ自動車：2台（湯沢ポンプ1、大和ポンプ1）

- 湯沢ポンプ1は救助資機材とウインチを搭載

• - 水槽付消防ポンプ自動車：3台（南魚水槽1、湯沢タンク1、大和タンク1）

- 南魚水槽1は3軸大型シャーシ/シングルキャブで容量10t
- 大和タンク1は非常用車両

• - はしご付消防自動車：1台（湯沢はしご1）

- 湯沢はしご1はポンプなしで3連25mはしご

• - 13mブーム付き多目的消防ポンプ自動車：1台（南魚ポンプ1）
• - 化学消防自動車：1台（南魚化学1）
• - 高規格救急自動車：6台（南魚救急1・2・3、湯沢救急1・2、大和救急1）

- 南魚救急3は非常用車両

• - 救助工作車：1台（南魚救助1）
• - 積載車：1台（南魚積載1/湯沢積載1/大和積載1）
• - 支援車：1台（南魚支援1）
• - 査察車：3台（南魚査察1・2、湯沢査察1）
• - 軽トラック：1台（本署）
• - 人員搬送車：2台（本署）

沿革

南魚沼市消防本部は、地域の消防体制の変遷とともに発展してきました。

• - 1969年：六日町・塩沢町消防事務組合が発足。
• - 1970年：消防署が発足、A級救急車や水槽付消防ポンプ車が導入。
• - 1972年：湯沢町・大和町が加入し、魚沼消防事務組合に改称。
• - 1977年：上越新幹線湯沢北工区のトンネル火災で多数の負傷者を救出。
• - 1981年：広域消防10周年記念式典開催。
• - 1991年：広域消防20周年記念行事開催。
• - 2004年：新潟県中越地震発生、災害派遣を実施。
• - 2006年：南魚沼市消防本部となる。
• - 2011年：東日本大震災に緊急消防援助隊として出動。
• - 2012年：国道253号線八箇峠トンネル内爆発事故で救出活動。
• - 2013年：初の女性消防吏員採用。
• - 2016年：消防救急デジタル無線の運用開始。
• - 2018年：湯沢消防署に訓練棟が竣工。
• - 2019年：南魚沼市消防署に救助工作車を更新。
• - 2021年：冬季山岳訓練中に職員が殉職。
• - 2022年：株式会社ヤマップと遭難ZERO協定を締結。

組織

消防本部は、以下の組織で構成されています。

• - 消防本部

- 消防庶務課
- 消防庶務係
- 消防団係
- 警防課
- 警防係
- 通信指令係
- 救急係
- 防災救助係
- 予防課
- 予防係
- 危険物係
- 指導係

• - 消防署

- 南魚沼市消防署
- 第1小隊
- 第2小隊
- 第3小隊
- 各第1分隊・第2分隊・救助分隊（兼務）・救急分隊（兼務）・通信分隊
- 湯沢消防署
- 第1小隊
- 第2小隊
- 第3小隊
- 各消防分隊・救助分隊（兼務）・救急分隊（兼務）
- 大和分署
- 第1小隊
- 第2小隊
- 第3小隊
- 各消防分隊・救急分隊（兼務）

南魚沼市消防団

南魚沼市消防団は、地域防災の要として、大規模災害時における消火活動や救助活動、平常時における防災啓発活動など、地域住民の安全確保のために重要な役割を担っています。特に、女性消防隊は、応急手当の普及啓発や高齢者宅への防火訪問など、きめ細やかな活動を展開しています。

外部リンク

• - 南魚沼市消防本部

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