日本消防協会

公益財団法人日本消防協会について

公益財団法人日本消防協会は、東京都港区に本部を置く公益財団法人です。消防団員、消防職員、そして地域で自主的に消防防災活動を行う人々の福祉厚生、消防施設設備の充実、消防知識技能の向上、消防防災思想の普及徹底などを通して、消防活動の強化と地域防災力の向上を図り、国民生活の安全と社会公共の福祉の増進に寄与することを目的としています。

概要

• - 所在地: 東京都港区東新橋一丁目1番19号 ヤクルト本社ビル内
• - 会長: 秋本敏文（第11代）

沿革

日本消防協会の歴史は、1903年（明治36年）に内務省警保局内に設立された「大日本消防協会」に遡ります。初代会頭には高嶋鞆之助男爵が就任しました。その後、組織変更や名称変更を経て、1948年（昭和23年）に現在の「財団法人日本消防協会」が設立されました。初代会長には、高橋龍太郎（衆議院議員、日本商工会議所会頭）が就任しました。

主な沿革は以下の通りです。

1903年（明治36年）：内務省警保局内に「大日本消防協会」設立
1927年（昭和2年）：「財団法人・大日本消防協会」に組織変更
1939年（昭和14年）：「財団法人・大日本警防協会」に改称
1948年（昭和23年）：「財団法人日本消防協会」設立
1948年（昭和23年）：月刊誌「日本消防」創刊
1949年（昭和24年）：「日本消防会館」建設
1952年（昭和27年）：第1回全国消防大会開催
1959年（昭和34年）：東京都港区虎ノ門に「日本消防会館」を建設
1968年（昭和43年）：「第1回全国消防操法大会」開催
1969年（昭和44年）：「消防団員福祉共済制度」発足
1981年（昭和56年）：東京都港区虎ノ門に日本消防会館を竣工
1982年（昭和57年）：「第1回全国消防殉職者慰霊祭」開催
1985年（昭和60年）：「日中消防協会友好関係結成協定調印式」
1985年（昭和60年）：「第1回全国婦人消防操法大会」開催
1994年（平成6年）：「第1回全国女性消防団員活性化大会」開催
2005年（平成17年）：消防応援団の結成
2008年（平成20年）：初の「消防団国際会議」開催
2009年（平成21年）：第17回ヨーロッパ青少年消防オリンピックに初出場
2011年（平成23年）：東日本大震災に伴う義援金募集
2014年（平成26年）：「公益財団法人日本消防協会」発足
2014年（平成26年）：世界初の「女性消防団国際会議」開催
2020年（令和2年）：日本消防会館の建替えに伴いヤクルト本社ビルに仮移転
2024年（令和6年）: 三代目日本消防会館竣工（予定）

歴代会長

日本消防協会の歴代会長は以下の通りです。

1. 高橋龍太郎
2. 岡本愛祐
3. 大野伴睦
4. 青木正
5. 川島正次郎
6. 赤城宗徳
7. 笹川良一
8. 徳田正明
9. 片山虎之助
10. 高木繁光
11. 秋本敏文

主な事業内容

日本消防協会は、以下の様な多岐にわたる事業を展開しています。

全国消防操法大会の開催: 消防団員の技術向上を目的とした大会です。
全国女性消防団員活性化大会の開催: 女性消防団員の活躍を促進するための大会です。
消防団活動車、消防団防災学習・災害活動車両の交付: 消防団の活動を支援するための車両を交付しています。
優良消防団、消防団員、消防職員の表彰: 消防活動に貢献した団体や個人を表彰しています。
消防団員に対する特別研修: 消防団員の知識・技術向上のための研修を実施しています。
全国消防殉職者慰霊祭の開催: 消防活動中に殉職された方々を追悼する慰霊祭を執り行っています。
国際消防交流事業: 開発途上国への消防車両の無償援助など、国際的な消防交流を推進しています。
各種共済事業: 消防団員等を対象とした福祉共済事業を実施しています。
日本消防会館の管理運営: 協会の活動拠点である会館の管理運営を行っています。
ニッショーホールの運営: イベントや会議に利用されるホールの運営を行っています。

日本消防協会表彰

日本消防協会では、消防活動に顕著な功績があった個人や団体に対し、様々な表彰を行っています。

特別表彰まとい
表彰旗
竿頭綬
特別栄誉章
栄誉章
特別功労章
功労章
功績章
精績章
勤続章
表彰状

関連事項

消防団
ニッショーホール（旧ヤクルトホール）
日本防火・防災協会

外部リンク

公益財団法人日本消防協会公式サイト
* 日本消防協会公式X（旧Twitter）

日本消防協会は、消防活動の発展と地域防災力の向上に大きく貢献している団体です。今後もその活動に注目が集まります。

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