占部房子

占部房子の経歴と人物

占部房子（うらべ ふさこ）は、1978年1月9日生まれ、千葉県出身の日本の女優です。小野事務所に所属しています。彼女は、千葉県立船橋二和高等学校を卒業しており、高校在学中には全国高校演劇大会で最優秀賞を受賞した作品に出演していました。この頃から演劇に対する才能を開花させていたことが伺えます。

1998年、舞台『夏の砂の上』でプロとしてのキャリアをスタートさせました。その後、数々の舞台、テレビドラマ、映画に出演し、その演技力で観客を魅了してきました。特に、2005年には主演映画『バッシング』が第58回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されたことで、国際的な注目を集めるようになりました。この作品での演技は、彼女の存在を世界に知らしめるきっかけとなりました。

2021年には、出演作『偶然と想像』がベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞。さらに、同作品で第35回高崎映画祭最優秀主演俳優賞を受賞するなど、その実力は高く評価されています。これらの受賞は、彼女の演技に対する真摯な姿勢と才能が認められた証と言えるでしょう。

多彩な出演作品

占部房子は、テレビドラマ、映画、舞台、CM、吹き替え、ラジオドラマ、ネット配信など、幅広いジャンルで活躍しています。

テレビドラマ

NHKの連続テレビ小説『ほんまもん』や大河ドラマ『風林火山』などの話題作にも出演。
その他、『監査法人』、『外事警察』などの社会派ドラマから、ミステリー、コメディまで、様々な役柄を演じ分けています。

映画

『バッシング』をはじめ、『珈琲時光』、『犯人に告ぐ』、『希望の国』など、国内外の映画監督作品に出演。近年では、『偶然と想像』、『はい、泳げません』、『ちひろさん』など、話題作に多数出演しています。

舞台

デビュー作『夏の砂の上』以降、数多くの舞台作品に出演し、その演技力を高く評価されています。新国立劇場や世田谷パブリックシアターなど、著名な劇場での公演にも参加。現代劇から古典劇まで、幅広いジャンルの作品で活躍しています。

CM

日経BP、ファブリーズ、キヤノン、第一生命保険、明星食品、三井住友VISAカード、HAIRGRANCE、NTTドコモ、千葉銀行などのCMに出演。ナレーションも担当しています。

吹き替え

『ラビング 愛という名前のふたり』や『アド・アストラ』など、海外映画の吹き替えも担当しています。声優としてもその才能を発揮しています。

ラジオドラマ

NHK-FMの青春アドベンチャーやFMシアターなど、多くのラジオドラマに出演。声だけの演技で、リスナーを魅了しています。

ネット配信

Huluの『マジすか学園5』やAmazon Prime Videoの『仮面ライダーBLACK SUN』、DMM TVの『EVOL』など、ネット配信のドラマにも出演しています。

占部房子のこれから

占部房子は、その高い演技力と表現力で、今後も様々な作品で活躍することが期待されます。舞台、映画、テレビドラマなど、ジャンルを問わず、彼女の出演作は多くの人々を魅了し続けるでしょう。また、彼女のブログやSNSでは、最新情報や彼女の素顔に触れることができます。

占部房子の今後の活躍から目が離せません。

主な受賞歴

* 第35回 高崎映画祭 最優秀主演俳優賞（『偶然と想像』）

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