印場駅

印場駅（いんばえき）

印場駅は愛知県尾張旭市にある名鉄瀬戸線の駅です。駅番号はST13とされ、地域の交通の要所となっています。尾張旭市の最西端に位置し、名古屋市との境に近い場所に設けられています。

歴史

印場駅の歴史は2005年（明治38年）4月2日にさかのぼります。当初は開業したものの、1944年（昭和19年）には第二次世界大戦の影響で運行が休止され、その後1969年（昭和44年）には廃止されました。設立当初は車両整備工場も併設されていましたが、その機能は消失しました。

その後、1995年（平成7年）に地域の宅地開発が進む中で再開業が実現しました。再開業時には元の位置から約200メートル栄町寄りに移転し、名鉄としては新設駅を10年ぶりに設立したことになります。再開業に際して、駅の東側にあった踏切は廃止されました。

年表

• - 1905年（明治38年） 4月2日 - 開業
• - 1944年（昭和19年） - 運行休止
• - 1969年（昭和44年） 4月5日 - 廃止
• - 1995年（平成7年） 12月22日 - 再開業
• - 2006年（平成18年） 8月24日 - 無人化、集中管理システム導入
• - 2011年（平成23年） 2月11日 - ICカード「manaca」の利用開始
• - 2012年（平成24年） 2月29日 - トランパスの供用終了
• - 2023年（令和5年） 3月30日 - エレベーター及びバリアフリートイレの利用開始

駅構造

印場駅は相対式の2面2線の地上駅で、ホームの長さは6両分です。改札口は南北自由通路にある地下に設置されています。各ホームにはエレベーターが1基あり、改札外には南口側にのみエレベーターが配置されています。北口にはすぐに急な坂があるため、エレベーターは設けられていません。駅の南側にはバスターミナルを含む小規模な駅前広場が整備されています。

駅周辺

印場駅は名古屋市との境に近く、国立病院機構東尾張病院などは守山区に位置しています。再開業当初は周囲に建物がほぼ存在しなかったため、開業以降の地域の発展が進められました。駅の北側には急な斜面があり、周囲の開発状況によって景観も変わっています。

バスアクセス

最寄りのバス停は南口駅前の交通広場にあり、名古屋市営バスが運行しています。名鉄印場（名古屋市営バス、2020年に印場駅から改称）やあさぴー号の印場駅バス停が設置されています。また、駅周辺には他にも複数のバス路線があり、利便性が高いです。2001年のダイヤ改正以降、名古屋市営バスが駅前に乗り入れるようになりました。

利用状況

名鉄の統計によると、2013年度の1日平均乗降人員は4,833人で、名鉄全駅の中で87位、瀬戸線では11位に位置しています。地域の公共交通の利用状況を把握するためのデータも公開されており、印場駅の利用者数の推移が示されています。

印場駅は地域の発展とともに成長を続けており、その歴史や周辺環境は地域の特徴を示す重要な要素となっています。今後も利用者のニーズに応じたサービスが提供されていくことでしょう。

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