原井和也

原井 和也について

原井 和也（はらい かずや）は、1968年6月17日生まれの元プロ野球選手で、和歌山県にルーツを持つ内野手です。右投げ右打ちの彼は、選手としてのキャリアだけでなく、その後の指導者としても活動を続けてきました。

経歴

プロ入り前

高校時代、箕島高等学校では1年生から遊撃手のポジションを担当し、3年生になると遊撃手とともに救援投手としても活躍しました。しかし、彼の高校生活において、夏の和歌山県大会決勝でのリリーフ失敗により甲子園出場を逃した経験もあります。高校卒業後は、社会人野球チームである松下電器に入部し、1990年のアジア競技大会では日本代表として選出された功績を残しました。特に1992年の第63回都市対抗野球大会では、大昭和製紙北海道戦で1試合3本塁打を打つ活躍を示しました。

プロ入り後

1995年のプロ野球ドラフトで西武ライオンズに5位指名を受け入団し、ここで潮崎哲也と再会しました。入団1年目の1996年にはわずか4試合の出場に留まりましたが、1997年には外野手にも挑戦し、スタメン出場を増やして93試合に出場しました。しかし、その後は控え選手としての出場が多くなり、ヤクルトとの関係が生じつつありました。

2002年オフには千葉ロッテマリーンズに移籍し、移籍初年には82試合に出場しました。ところが、2004年にはオリックス戦で顔面を骨折し、その後は一軍での出場が難しくなり、2005年に戦力外通告を受けて現役を引退することになりました。

引退後の活動

引退後の原井は、2006年にGyaOのマリーンズ中継で解説者を務めたり、中国のホープスターズで選手兼任コーチとして活動を開始しました。翌年には古巣・西武ライオンズの1軍守備走塁コーチ補佐に就任しながらも、チームが成績低迷したことでその年限りで解任されました。

以降は、少年野球教室の講師として後進の指導にも力を入れ、2011年には社会人野球のNOMOベースボールクラブでコーチとして在籍した後、和歌山県の社会人野球チーム、和歌山箕島球友会で再びコーチに就任しました。2020年にはHonda硬式野球部のコーチに就任し、2022年にはマツゲン箕島硬式野球部に復帰し、助監督としてチームに貢献しています。

詳細記録

プロ入り成績

• - 初出場: 1996年9月6日、対近鉄バファローズ戦
• - 初盗塁: 1997年4月13日、対千葉ロッテマリーンズ戦
• - 初安打: 同日、シェーン・デニスから二塁打
• - 初打点: 1997年5月7日、対福岡ダイエーホークス戦
• - 初本塁打: 1997年6月25日、福岡ダイエーホークス戦でソロホームラン

背番号歴

• - 30（1996年 - 1999年）
• - 6（2000年 - 2002年）
• - 53（2003年 - 2005年）
• - 87（2007年）

原井和也は選手生活を通じて、努力と情熱を持って野球に向き合い、その後も指導者として多くの若手選手に影響を与え続けています。

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