原摩利彦

原 摩利彦の音楽活動

原摩利彦（はら まりひこ、1983年生まれ）は、大阪府で生まれ京都府に在住する音楽家です。彼は京都大学教育学部を卒業後、同大学の大学院教育学研究科の修士課程を途中で辞め、音楽の道に進むこととなりました。彼の作風は「静けさの中の強さ」という思想を基盤としており、ピアノを中心とした室内楽、フィールドレコーディング、電子音を用いた音響作品、さらには舞台や現代アート、映画といったさまざまな媒体での制作を行っています。また、彼は京都のアーティストグループ「ダムタイプ」にも参加し、多様な表現を追求しています。

音楽提供作品

原摩利彦は数多くの映画や舞台、テレビドラマで音楽を担当しています。以下は彼が音楽を提供した主な作品です。

映画

• - 駅までの道をおしえて（2019年、10月）
• - 神天（2019年、踊り：森山未來、映像：大場潤也）
• - Agniyogana（2019年、坂本龍一との共作、監督：Emma Balnaves）
• - ムード・ホール（2019年、監督：カワイオカムラ、受賞：アニマトウ国際アニメーション映画祭・エクスペリメンタルフィルム部門最優秀作品賞）
• - 流浪の月（2022年、5月）
• - ロストケア（2023年、3月）
• - 鹿の国（2025年、長野県の諏訪信仰に関するドキュメンタリー映画）
• - 国宝（2025年、6月）
• - 夏の砂の上（2025年、7月）

テレビドラマ

• - 幸運なひと（2023年、3月、主演：生田斗真・多部未華子）
• - デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士（2023年、12月、主演：草彅剛）

舞台

原は舞台でも多くの活躍を見せています。

• - VESSEL（2016年、振付：ダミアン・ジャレ、舞台美術：名和晃平）
• - NODA・MAP

- Q：A Night At The Kabuki（2019年、最優秀賞作品）
- フェイクスピア（2021年）
- 兎、波を走る（2023年）

• - FOMULA（2022年、森山未來×中野信子×エラ・ホチルド）

インスタレーションとショー

彼は様々なインスタレーションにも参加し、特に高谷史郎の『ST/LL』や名和晃平の『Tornscape』（2019年）などの作品に携わりました。また、2020年東京オリンピックの追悼式においても音楽を担当しています。

ライブ活動

原はライブパフォーマンスにも積極的で、法然院方丈での「Sound Among Sounds」、ロームシアター京都での「FOR A SILENT SPACE - 2019 KYOTO」などでの演奏に加え、フジロックフェスティバル2023にも出演しています。

メディアとの関わり

京都新聞に連載を持ち、またテレビ番組「情熱大陸」でも取り上げられ、彼の活動が注目されています。

受賞歴

令和3年度には京都府文化賞奨励賞を受賞するなど、その音楽的な貢献は評価されています。

ディスコグラフィー

原摩利彦の音楽は、ソロアルバムやEP、コラボレーション作品、サウンドトラックなど多岐にわたって展開されています。彼の作品は各種メディアで聴くことができ、音楽の深い世界を楽しむことができます。

結論

原摩利彦は、ピアノを主軸にしつつも、さまざまな音楽的実験や表現を追求する独自のスタイルを持つアーティストです。今後の活動にも期待が寄せられています。

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