原風景 (みのや雅彦のアルバム)

『原風景』は、日本のシンガーソングライター、みのや雅彦（旧名：簔谷雅彦）が発表した2枚目のアルバムです。

今作の特徴として、2つの楽曲で外部のアーティストが作詞を担当している点が挙げられます。下田逸郎が作詞を手掛けた楽曲は、みのや雅彦の音楽性に新たな彩りを加えています。また、アルバムには後にテレビドラマの主題歌として起用される「笑えないピエロ」が収録されており、彼の代表曲の一つとなっています。

このアルバムが発表された年より、札幌でのホールコンサート会場が道新ホールへと変更されました。その後、2014年に札幌市教育文化会館へと会場を移すまで、長きにわたり毎年公演が行われ、地元ファンとの交流を深めました。

音楽雑誌『CDジャーナル』は、本作を「70年代末から市場を席巻したニューミュージックの時代の爛熟を感じさせるサウンド」と評しており、その音楽性の豊かさを評価しています。

アルバムの収録曲は以下の通りです。

1. オーバーチュア 海にきています
2. 青い影
3. 国道232
4. たわむれ
5. 窓辺にもたれて
6. 哀しいつばさ
7. 笑えないピエロ (作詞: 下田逸郎)
8. 男と女がいる時間 (作詞: 下田逸郎)
9. 夜明けの街を
10. 問わず語らず
11. 海にきています

アルバム制作には、以下のスタッフが携わっています。

PRODUCER : 稲葉竜文(CBS/SONY)
DIRECTOR：須川敏治(SD北海道),大輪晃義(STVパック),藤岡孝章(CBS/SONY)
MANEGER ：山田義彦(SD北海道)
SOUND COORDINATOR & RECORDING ENGINEER : 川都修久,助川健
EXECUTIVE PRODUCER : 稲垣博司(CBS/SONY)
ART DIRECTION & DESIGN : 仁張明男(CBS/SONY)
PHOTOGRAPHY : 波多健
STYLIST : 三宅由美子

『原風景』は、みのや雅彦の音楽キャリアにおいて重要な作品であるとともに、1970年代後半のニューミュージックシーンを代表するアルバムの一つとして、今もなお多くの音楽ファンに愛されています。

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