友利健哉

友利健哉：沖縄出身、bjリーグを彩った名PG/SG

友利健哉（ともり けんや、1984年8月12日 - ）は、沖縄県宮古島市（旧・宮古郡伊良部町）出身の元プロバスケットボール選手です。ポジションはポイントガード/シューティングガード。身長177cm、体重75kgと、体格に恵まれた選手ではありませんでしたが、卓越したスキルとリーダーシップでチームを牽引しました。背番号は一貫して5番を着用。

生い立ちとバスケットボールとの出会い

9歳でバスケットボールを始めた友利は、伊良部町立佐良浜中学校（現：宮古島市立佐良浜中学校）に進学。その後、中部工業高校（現：美来工科高等学校）に進み、才能を開花させます。3年生時には主将としてチームをまとめ、エースとして14年ぶりとなるインターハイ出場に大きく貢献。1回戦では四日市工業を破り、2回戦に進出しました。さらに、チームとして11年ぶりとなるウィンターカップ出場も果たし、こちらも2回戦まで勝ち進むなど、輝かしい成績を残しました。

大学での飛躍

高校卒業後は、専修大学に進学し、バスケットボール部に入部。上級生には中川和之、波多野和也、佐藤浩貴、小淵雅らがおり、切磋琢磨しながら実力を磨きました。4年生時には主将を務め、チームを牽引する存在へと成長しました。

プロキャリア

2007年、bjリーグの琉球ゴールデンキングスに入団し、プロとしてのキャリアをスタートさせます。2008-2009シーズンには主将を務め、チームを初のリーグ優勝に導きました。

2009-2010シーズンには、富山グラウジーズのチームトライアウトに合格し、移籍。

2010-2011シーズン前には、金銭トレードで浜松・東三河フェニックスに移籍。ここでもチームの主力として活躍し、チームの2連覇に大きく貢献。友利自身も琉球時代以来2度目のリーグ優勝を経験しました。

2012年のエクスパンション・ドラフトで、新規参入の群馬クレインサンダーズから指名を受け移籍。2年目からは2年間キャプテンを務め、チームをまとめました。2015年にはbjリーグオールスターに出場するなど、リーグを代表する選手としての地位を確立しました。

2015年オフには、FA権を行使して福島ファイヤーボンズに移籍。

2018年にはサイバーダイン茨城ロボッツに移籍し、2019-20シーズンまで所属しました。

2020-21シーズンからは福島ファイヤーボンズに復帰。

2023年に現役引退を発表しました。

引退後

現役引退後の2023年、Wリーグの三菱電機コアラーズのアシスタントコーチに就任。新たなステージでの活躍が期待されています。

所属チーム

中部工業高校
専修大学
琉球ゴールデンキングス (2007-2009)
富山グラウジーズ (2009-2010)
浜松・東三河フェニックス (2010-2012)
群馬クレインサンダーズ (2012-2015)
福島ファイヤーボンズ (2015-2018)
サイバーダイン茨城ロボッツ (2018-2020)
* 福島ファイヤーボンズ (2020-2023)

友利健哉は、その卓越したスキルとリーダーシップで、数々のチームを勝利に導いた名選手として、bjリーグの歴史にその名を刻んでいます。

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