友綱部屋

友綱部屋の歴史と概要

友綱部屋（ともづなべや）は、かつて日本相撲協会に属していた相撲部屋です。この部屋の歴史は、前身となる高嶋部屋から始まり、多くの名力士を輩出してきました。以下では、友綱部屋の歴史等について詳しくご紹介します。

高嶋部屋の発展

友綱部屋の前身、高嶋部屋は8代高嶋（元幕内・八甲山）により設立されました。彼は関取として名を馳せた輝昇や小結・巴潟など多くの力士を育て、その後の高嶋部屋へ多大な影響を及ぼしました。特に巴潟は自身が友綱部屋の後継者となることを見据え、同部屋に移籍しました。

1951年1月に8代高嶋が亡くなった際、部屋には吉葉山、大関に昇進、三根山も関脇に昇進していました。彼らはその後、独立した部屋を持つことになり、相撲界における移籍も増加しました。

友綱部屋の設立

1961年1月、巴潟が定年退職を迎えると、彼は名跡を8代友綱として変更し、部屋名を高嶋部屋から友綱部屋へと改めました。これにより高嶋部屋は新たな時代に突入しました。また、高嶋の名跡はその後三根山に継承されました。

1976年には、8代友綱が停年を迎え、弟子の安治川が9代友綱として部屋を引き継ぎ、その後も多くの有名な力士が育成されました。特に魁輝や魁皇などの関取を輩出したことで、友綱部屋は名門へと昇華しました。

力士の移籍と部屋の変遷

友綱部屋はさまざまな変遷を経て、力士の移籍が活発に行われました。1997年には追手風部屋から力士が移籍し、その後の新しい変化が生まれました。また、2005年には立浪部屋から新たな力士が加入しました。

2012年には大島部屋から行司や力士が引き取られ、部屋の発展に寄与しました。2014年には部屋付き親方が新たに部屋を立ち上げ、友綱部屋のネットワークはさらに強化されました。

最新の動向と改称

2017年には友綱部屋に多大な影響を与えてきた10代友綱が停年を迎え、部屋の名跡と運営を新たに4代大島が引き継ぎました。この際、友綱部屋は「大島部屋」へと改称され、長い歴史に一つの区切りを迎えました。これにより、相撲界における友綱部屋の伝統は新しい形で受け継がれることとなりました。

新型コロナウイルスの影響

2021年1月、友綱部屋に所属する力士が新型コロナウイルスに感染し、部屋全体が休場を余儀なくされました。感染した力士は無症状であり、周囲も感染拡大防止のために最大限の対策を講じました。この状況下、力士たちは不安を抱えつつも、練習を再開し、相撲界への復帰を目指しました。

まとめ

友綱部屋はその豊かな歴史と多くの名力士を育ててきた伝統ある部屋です。これからの相撲界でも、新たな力士たちによってその名を守り続けていくことでしょう。

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