双連駅

双連駅について

双連駅（そうれんえき）は、台湾の台北市中山区と大同区に位置する、台北捷運淡水線の駅です。この駅は、計画中の民生汐止線が接続する予定であり、将来的には乗換駅になることが期待されています。駅番号は「R12」で、周囲には心中山線型公園が広がり、民生西路との交差点付近に位置しています。また、承徳路や中山北路も近く、交通の便が良いエリアにあります。駅名は、地元の地名および昔存在した台鉄淡水線の駅名「双連」に由来しています。この地名は、日本の統治時代に埋め立てられた「双連陂」に起源を持つと言われています。

鉄道路線

双連駅では、以下の鉄道路線が利用可能です。

• - 台北捷運淡水線（淡水信義線）

歴史

双連駅の歴史は古く、1915年8月17日に台鉄双連駅として開業しました。その後、1943年に二代目の駅舎が完成し、貨物の積み下ろし場が設置されるなど、淡水線上の重要な中継地点としての役割を果たしました。しかし、1988年7月15日に台鉄淡水線が運営を停止し、その翌日には廃止されました。

一方、台北捷運の双連駅は1997年3月28日に開通し、営業を開始しました。しかし、2001年には台風の影響で全線が運行停止となり、双連駅も約2週間の営業休止を余儀なくされました。その後、2015年には可動式ホーム柵の供用が開始され、安全性が向上しました。

駅構造

双連駅は、島式ホームが1面2線の地下駅です。この駅には二つの出入口があり、それぞれ駅南端と北端に位置しています。身障者用のエレベーターは北側の出口に設置されており、南端からは中山地下街へ直接アクセスすることが可能です。

• - 出口1：民生西路（民生西路南側）
• - 出口2：馬偕医院（民生西路北側）

利用状況と周辺施設

双連駅周辺は、多くの施設や交通機関が整備されています。駅の南北両出口近くには、民生西路に沿って「捷運双連駅」と「馬偕醫院」のバス停が設けられています。

また、以下のような教育機関や観光名所も周辺に存在し、人々の賑わいを見せています。

• - 静修女中
• - 蓬莱国小
• - 寧夏路夜市
• - 馬偕紀念医院（台北院区）
• - 台北文昌宮
• - アンバサダーホテル台北（台北国賓大飯店）
• - 中山地下街

公共アート

駅コンコース内には、公共の壁画「双連‧行遠」が展示されています。この作品は、双連地区の歴史を清時代から現代に至るまでの古写真を利用して表現したもので、作者は井婉婷と楊弼方です。

隣接駅

• - 台湾鉄路管理局の淡水線（廃線）：長安駅 - 双連駅 - 圓山駅
• - 台北捷運淡水信義線：民権西路駅 R13 - 双連駅 R12 - 中山駅 R11

双連駅は、その歴史的背景や交通の要所としての役割、地域の文化体験が詰まった場所です。訪れる人々にとって、価値あるスポットとなることでしょう。

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