古典四重奏団

古典四重奏団

古典四重奏団は、1986年に東京藝術大学とその大学院修了生によって結成された、日本の弦楽四重奏団です。

特徴

彼らのレパートリーは80曲を超え、そのすべてを暗譜で演奏するという驚異的な集中力を持っています。また、彼らの演奏は、研ぎ澄まされた集中力と温かく透明なハーモニーが特徴で、作品へのアプローチは非常に独創的であると評価されています。

メンバー全員がピリオド楽器の演奏も行いますが、古典四重奏団としての活動では、通常のモダン楽器を使用しています。

現在、【ムズカシイはおもしろい!】、【ショスタコーヴィチの自画像】、【ハイドンの部屋】、【音楽が見える! in 新百合ヶ丘】、【音楽が見える! in 青葉台】といったテーマで継続的な活動を展開しており、多数のレクチャーコンサートを開催しています。

実績

ニューヨークの鬼才、スティーヴ・ライヒと日本人として初めて「ディファレント・トレインズ」を共演したほか、ギリシアやドイツでの公演も成功させています。

彼らはこれまでに、「村松賞」、「文化庁芸術祭大賞」、「文化庁芸術祭優秀賞」、「東燃ゼネラル音楽賞(旧モービル音楽賞、現JXTG音楽賞)奨励賞」など、数々の賞を受賞しています。

リリース

これまでに、ベートーヴェン後期（全4枚）、バッハ『フーガの技法』、シューベルト『死と乙女』、モーツァルト『ハイドン・セット』（全3枚）、バルトーク全6曲（2枚組プラス解説CD）などをリリースしています。2018年にはショスタコーヴィチ全集（全5枚）をリリースし、2019年にはレコードアカデミー大賞と文化庁芸術祭大賞をダブル受賞しました。2013年6月12日には、2017年から2022年にかけて笠懸野文化ホールおよび浜松市天竜壬生ホールで録音した、ベートーヴェン弦楽四重奏曲全集（全11枚）をリリースしています。

メンバー

第1ヴァイオリン: 川原千真（かわはら ちま)
第2ヴァイオリン: 花崎淳生（はなざき あつみ)
ヴィオラ: 三輪真樹（みわ まき)
チェロ: 田崎瑞博（たさき みずひろ)

外部リンク

古典四重奏団公式サイト
古典四重奏団Facebook

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