古寺直希

古寺直希（こてら なおき）氏は、2002年12月22日生まれの日本のプロフェッショナルラグビーユニオン選手です。彼は現在、国内ラグビーのトップリーグであるジャパンラグビーリーグワンに所属する三菱重工相模原ダイナボアーズの一員としてプレーしています。

古寺選手のラグビーキャリアは、大阪の地で始まりました。地元である大阪市立喜連中学校に在学中からラグビーに打ち込み、基礎を築きました。

中学校を卒業後、彼はラグビー強豪校として知られる石見智翠館高等学校へと進学するため、島根県江津市に学びの場を移しました。石見智翠館高校では、レベルの高い指導のもと、選手としてさらなる成長を遂げました。高校在学中の2019年には、重要な経験を積む機会を得ました。この年、全国のU17世代の高校生選手の中から地区代表として選抜されて出場する、第15回KOBELCO CUP（全国高等学校合同チームラグビーフットボール大会）に、U17中国地区の代表チームの一員として参加しました。この大会は、将来有望な若手選手たちが集まり、互いのスキルや戦術を競い合う場であり、古寺選手にとって全国レベルでの自身の立ち位置を確認し、貴重な経験を積む場となりました。

高校での活動を終えた古寺選手は、2021年に近畿大学へ進学しました。大学でもラグビーを続け、より高度なレベルでのプレーに取り組みました。近畿大学ラグビー部での4年間は、選手としての技術や戦術理解を深める期間となりました。大学生活を送る中で、プロ選手としての道を具体的に意識するようになります。

そして、近畿大学に在学中の2025年1月、大学4年生であった時に、彼のプロ入りが正式に発表されました。加入先は、ジャパンラグビーリーグワンに所属する三菱重工相模原ダイナボアーズでした。これは、大学卒業を待たずにプロ選手としてのキャリアを開始することを意味しており、当時の古寺選手の才能と、トップリーグで即戦力となり得るポテンシャルが、チームから高く評価されたことを示しています。大学に籍を置きながらプロチームでの活動を開始した古寺選手は、その後、無事2025年3月に近畿大学を卒業し、名実ともにプロフェッショナルラグビーユニオン選手としての一歩を踏み出しました。

現在、古寺直希選手は、三菱重工相模原ダイナボアーズのチームの一員として、ジャパンラグビーリーグワンの舞台で日々の練習や試合に臨んでいます。プロキャリアをスタートさせたばかりの彼は、チームの勝利に貢献すべく、持てる力を最大限に発揮することが期待されています。これまでの彼の経歴を見てもわかるように、中学校から一歩ずつ階段を上り、高校、大学とそれぞれのステージで経験を積み重ね、ついにプロの扉を開きました。彼の今後の活躍は、多くのラグビーファンにとって注目に値するでしょう。三菱重工相模原ダイナボアーズでの彼の挑戦はまだ始まったばかりです。

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