台北富邦銀行

台北富邦銀行は、台湾の台北市中山区に本社を構える商業銀行です。2005年1月1日に、台北銀行と富邦銀行が合併して誕生しました。合併後の存続銀行は台北銀行となっていますが、実際には富邦グループの色彩が強く、富邦銀行のイメージが色濃く反映されており、旧台北銀行の面影はほとんど見られません。

歴史

台北富邦銀行の前身は、1969年に設立された「台北市銀行」です。これは台北市政府が国家の金融政策に協力し、地方金融と市政の調整・支援、そして台北市の公庫業務を代行するために設立した、台北市直属の金融機関でした。設立当初は法人格を持たない組織でしたが、1984年に株式会社化されました。

1993年には商号を「台北銀行」と改称し、それまで台北市内に限定されていた営業範囲を拡大しました。政府による金融自由化の推奨を背景に、高雄市に高雄支店を開設したのを皮切りに、台北県をはじめとする台湾全土に次々と支店を拡充していきました。2002年12月には、富邦金控（富邦フィナンシャルホールディングス）の傘下に入り、2005年に同グループ傘下の富邦銀行と合併しました。

さらに、2023年4月1日には、日盛国際商業銀行を吸収合併し、その規模を拡大しています。

香港の富邦銀行について

なお、香港にも「富邦銀行」が存在しますが、これは当フィナンシャルホールディングスの関連会社である現地法人です。台湾の台北富邦銀行とは別の組織であることに注意が必要です。

関連項目

富邦銀行（台湾）
富邦銀行 (香港)
高雄銀行

外部リンク

台北富邦銀行（繁体字中国語）

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