台湾推理作家協会

台湾推理作家協会

台湾推理作家協会（たいわんすいりさっかきょうかい、Mystery Writers of Taiwan、略称MWT）は、台湾の推理作家団体であり、台湾の推理小説界において中心的な役割を担っています。

概要

2001年春、推理作家である既晴（ジーチン）が中心となり、台湾推理倶楽部（台灣推理俱樂部、Taiwan Detective Club、略称TDC）として高雄市で設立されました。その後、2007年にミステリ評論家の島崎博（傅博）からの提案を受け、現在の台湾推理作家協会へと名称が変更されました。

協会は、短編推理小説を公募する台湾推理作家協会賞を主催しています。この賞は、2002年に開始された「人狼城推理文学賞」を前身としており、協会の名称変更に伴い、現在の名称に変更されました。

毎年開催される年会では、台湾の推理小説に関する座談会や、協会賞の授賞式などが行われます。過去には、日本のミステリ評論家である権田萬治、新保博久、本多正一、沢田安史らがゲストとして招かれました。

2012年には、中華民国内政部に申請し、社団法人として正式に認可されました。2013年からは、台湾推理小説の出版、評論、創作に多大な影響と貢献をもたらした人物を顕彰する台湾推理大賞を開催しており、第一回は傅博（島崎博）と景翔が受賞しました。2014年時点での理事長は冷言が務めています。

会員

会員は、台湾推理作家協会賞への応募歴を持つ作家や評論家を中心に構成されています。

主な役職者（2008年3月時点）

会長：杜鵑窩人（とけんわじん）
副会長：洪宏嘉
秘書長：冷言
執行秘書：冬陽

主な通常会員（2008年3月時点）

林斯諺（りんしげん）
哲儀
陳嘉振
張博鈞（ちょうはくきん）
寵物先生（ミスターペッツ）
秀霖
李柏青

2008年3月以降の新会員

知言
陳浩基
張東君

出版物

協会は、台湾推理作家協会傑作選（台灣推理作家協會傑作選）という短編推理小説のアンソロジーを編纂・出版しています。この傑作選は、インターネットを通じて販売されており、通常の書店では入手困難です。

主な出版物リスト

MWT叢書1 台湾推理作家協会傑作選1 （台湾推理作家協会主編、2008年3月）
MWT叢書2 台湾推理作家協会傑作選2 （台湾推理作家協会主編、2008年3月）
台湾推理作家協会会訊（台灣推理作家協會會訊）
岐路島（歧路島）

関連項目

台湾推理作家協会賞
日本推理作家協会
韓国推理作家協会
英国推理作家協会
アメリカ探偵作家クラブ

外部リンク

台湾推理作家協会

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