台61線

台61線（西部浜海快速公路）について

台61線は、新北市八里区から台南市南区に至る、台湾西海岸沿いを南北に走る重要な快速公路です。一般的には「西浜快速公路」という略称で親しまれています。

概要

• - 全長: 301.834km（未開通区間を含む）
• - 起点: 新北市淡水区沙崙
• - 終点: 台南市南区湾裡（建設予定中）

この道路は、台湾西部の主要都市や工業地帯を結び、地域間の交通を円滑にする役割を担っています。

歴史

台61線の建設は段階的に進められ、多くの区間が段階的に開通してきました。以下に主な開通年と区間を記載します。

1995年: 美山聯絡線〜香山聯絡線区間が開通し、台61線として最初の開通区間となりました。
2000年12月22日: 伸港〜線西区間が開通。
2003年1月30日: 湖子内〜五條港区間が開通。
2003年5月27日: 布袋〜南鯤鯓区間が開通。
2004年1月13日: 線西〜福興区間が開通。
2004年1月19日: 水井〜布袋区間、南鯤鯓〜北門区間が開通。
2004年12月30日: 口湖〜水井区間が開通。
2005年12月16日: 蘆竹〜大園区区間が開通。
2006年4月14日: 五條港〜口湖区間が開通。
2006年10月5日: 大園〜観音区間が開通。
2007年2月5日: 通霄〜苑裡区間が開通。
2007年2月16日: 観音〜永安漁港区間（側道）が開通。
2007年11月22日: 北門JCT〜七股区間が開通、七股〜十份区間（側道）が開通。
2008年7月10日: 永安〜鳳鼻トンネル区間（側道）が開通。
2008年12月31日: 八里〜林口区間が開通。
2009年12月7日: 梧棲ICが開通。
2011年7月30日: 布袋南航道区間が開通。
2013年5月10日: 大城〜橋頭区間が開通。
2013年10月21日: 橋頭〜湖子内区間が開通。
2013年11月18日: 福興〜漢宝区間が開通。
2013年12月29日: 漢宝〜王功区間が開通。
2015年6月27日: 将軍〜七股区間が開通。
2017年: 大甲〜大安区間が立体化工事完了。
2017年8月: 王功〜芳苑区間が開通。
2017年11月11日: 七股〜十份区間が開通。
2018年6月: 白沙屯〜通霄南通湾段区間が開通。
2019年12月: 芳苑〜大城区間が開通。

これらの開通により、台湾西海岸の交通網が大幅に改善されました。

通過する自治体

以下は台61線が通過する主な自治体です。未開通区間は斜字で示しています。

新北市

淡水区
八里区（一部未開通）
林口区

桃園市

蘆竹区
大園区
観音区
新屋区

新竹県

新豊郷
竹北市

新竹市

北区
香山区

苗栗県

竹南鎮
後龍鎮
通霄鎮
苑裡鎮

台中市

大甲区
大安区
清水区
梧棲区
龍井区

彰化県

伸港郷
線西郷
鹿港鎮
福興郷
芳苑郷
大城郷

雲林県

麦寮郷
台西郷
四湖郷
口湖郷

嘉義県

東石郷
布袋鎮

台南市

北門区
将軍区
七股区（一部未開通）
安南区
南区

これらの自治体を通ることで、台61線は地域経済の活性化に大きく貢献しています。

インターチェンジなど

台61線には、多数のインターチェンジやジャンクションが設置されており、主要道路との接続が容易になっています。

支線

台61線には、以下の2つの支線があります。

甲線

2007年8月7日に全線開通。全長2.326km。

乙線

2011年10月15日に全線開通し、2011年12月13日に快官 - 彰浜間は廃止されました。全長6.355km。別称は「彰浜連絡道」です。

まとめ

台61線は台湾西海岸を南北に結ぶ重要なインフラであり、その建設と発展は台湾の経済発展に大きく貢献してきました。未開通区間の完成により、更なる利便性の向上が期待されています。

外部リンク

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