各務原市東亜町会館

各務原市東亜町会館の歴史と新たな展開

各務原市東亜町会館は、岐阜県各務原市那加東亜町に位置していた公共施設で、1970年に開館しました。元々、旧稲葉郡那加町役場の跡地に建設され、市産業会館の一部として多くの地域活動に利用されてきました。しかし、時間の経過と共に建物の老朽化が進み、入居団体の多くが新たに設立された各務原市役所新庁舎等に移転したため、施設としての役割は薄れていました。

そのため、各務原市東亜町会館は2023年3月31日をもって貸館業務を終了し、同年4月1日には各務原市産業会館条例が改正されて廃止されました。これにより同施設は公共施設としての役目を果たし終えましたが、建物自体は民間企業に再活用されることが決定しました。

民間への貸付と新しい利用計画

各務原市は、公募型プロポーザル方式を通じて民間企業の提案を募集し、選定されたのは株式会社OUR FAVORITE CAPITALでした。この基本協定が2023年7月に結ばれ、その後、同年7月から2033年3月までの期間、施設が無償で貸し出されることとなりました。新しい利用に向けた計画では、カフェやホールを含む複合施設「TOUAMACHI KAIKAN」が設立される予定で、地域住民や訪問者に新たな憩いの場を提供することが期待されています。2024年にはこの新施設がオープンする見込みです。

施設の詳細とアクセス

各務原市東亜町会館の住所は岐阜県各務原市那加東亜町106で、地元の医師会准看護学校と同じ住所に位置していますが、建物は異なり、准看護学校の西側にあります。施設へのアクセスも非常に便利で、名鉄各務原線の市民公園前駅から徒歩約5分、新那加駅からは約7分、JR高山本線の那加駅からも徒歩約5分で到着することができます。

周辺には岐阜県立各務原西高等学校や各務原市立那加中学校、那加第二小学校、各務原市立特別支援学校といった教育機関が多く点在しており、また各務原市医師会准看護学校や勤労会館、那加福祉センターといった公共施設も近くに立地しています。これにより、地域社会とのつながりも強化され、TOUAMACHI KAIKANが開業することでさらに多くの人々が訪れることでしょう。

未来への期待

各務原市東亜町会館は、長年地域に貢献し続けてきましたが、今後は民間による新たな取り組みによって、地域コミュニティの交流の場として生まれ変わります。新施設「TOUAMACHI KAIKAN」が地域活性化の一端を担い、多くの人々に利用されることを期待したいです。

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