各務原市歴史民俗資料館

各務原市歴史民俗資料館の紹介

各務原市歴史民俗資料館は、岐阜県各務原市にある印象的な博物館で、地域の歴史と文化を深く掘り下げる場となっています。この資料館は、主に各務原市立中央図書館の3階に位置し、地域の貴重な文化遺産の収集、調査、研究、保存活動を行っています。館内では、現在約25,000点に上る歴史資料や民具を所蔵していますが、2021年の時点では展示スペースの制約から展示内容が一部制限されています。

歴史と沿革

この資料館の起源は1966年にさかのぼります。初めて設置されたのは蘇原支所内にあった考古資料室及び民俗資料室でした。その後、1976年には民俗資料として旧桜井家が新たに指定され、民俗資料館に転用されました。1978年には正式に「各務原市歴史民俗資料館」が開館し、以降もその活動は地域の文化財を守り育てるために続いてきました。

1991年には新たに建設される各務原市産業文化センターのために一時移転し、その後も屋号は変わりながら各地を移転し、最終的に2018年に現在の中央図書館内に落ち着きました。この移転により、地域の文化や歴史の発信拠点としての役割がさらに強化されました。

展示と活動

各務原市歴史民俗資料館のコレクションには多数の民俗資料が含まれていますが、現在の展示は一部の企画展のみが行われています。また、所蔵資料は市内の他の施設にも分散して保管されているため、訪問者には全貌が見わたせないことがあるかもしれません。特に、各務原空襲に関する資料などは、他の施設での展示が行われています。

最近の展示活動としては、各務原市役所新庁舎の東側通路には「ヒストリーウィンドウ」と呼ばれる壁面展示スペースが設けられ、地域の歴史に関連する情報が披露されています。同じく市役所の2階東側通路には「アートウィンドウ」があり、地元の芸術作品が展示されています。

開館時間とアクセス

この資料館は、一般の人々が訪陵しやすいように設計されています。開館時間は午前9時から午後5時までとなっており、毎週月曜日は休館日です。特に、月曜日が祝日の場合はその翌日が休館となり、年末年始の休みも設けられています。

交通機関の利用も非常に便利です。名鉄各務原線の市民公園前駅からは徒歩すぐの距離にあり、市民公園中央図書館前停留所にも近く、そこからもすぐに到着可能です。また、自動車利用の場合、東海北陸自動車道の岐阜各務原ICからも約10分とアクセスが良好です。

まとめ

各務原市歴史民俗資料館は、地域の歴史と文化を学び、体験できる貴重な場所です。市民だけでなく、訪れる人々にとっても、各務原市の魅力を知る良い機会となることでしょう。文化遺産の保存活動に関心を持ちながら、ぜひ訪れてみてください。

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