合志市内循環バス

合志市内循環バスについて

合志市内循環バス（こうししないじゅんかんバス）は、かつて熊本県合志市で運行されていたコミュニティバスです。市民の足を支える公共交通機関として活躍していましたが、後に運行形態の変更に伴い、その歴史は終焉を迎えました。

概要

合志市内循環バスは、初めの頃にはAコースからEコースまでの5つの路線が設けられていました。その後、レターバスの運行が開始されると、一部の停留所が重複することにより、路線の再編が実施されました。最終的には2路線に整理されることとなり、さらにその2路線も乗合タクシーへと移行したため、コミュニティバスとしての役割はレターバスに引き継がれました。

沿革

合志市内循環バスの歴史は、2002年12月に始まりました。当初は旧西合志町内循環バスとして運行が開始され、その後2006年の合併を機に名称が変更されました。2011年には、路線の大幅な再編が行われ、旧コースを基に須屋線と日向・新迫線の2つに整理されました。このとき、従来のAコース、Bコース、Eコースは廃止され、乗合タクシーに移行されることとなりました。その後、2019年には新たに東西線の実証運行が開始されましたが、2020年には再度の運行見直しが行われ、循環バスが完全に廃止されました。

運行内容

合志市内循環バスの運行は、電鉄バスに委託されていました。運賃は大人100円、子供50円という均一料金で、乗合タクシーに移行後は大人150円、子供80円に改定されました。利用者には、65歳以上や障害者手帳を持つ市民には、弁天カードの使用が可能でした。

また、乗合タクシーとレターバスの乗継ぎ時には、乗務員に申し出ることで乗継券が発行され、次の便の運賃が無料になるという特典も設けられていました。

車両

運行に使用されていた車両は、日野自動車製のリエッセが2台と黄色のマイクロバスが1台の合計3台で、全て辻久保営業所に所属していました。リエッセには手動式の運賃箱が設置されていたものの、自動放送装置や運賃表示機は導入されていませんでした。

運行終了後には、リエッセの一部は他の公共交通機関への転用が行われましたが、黄色のマイクロバスは廃車となった模様です。

終わりに

合志市内循環バスは、市民の移動を支え続けてきましたが、交通の変化に伴いその運行形態は変わり、最終的にはレターバスへと事実上役割を引き継ぐことになりました。現在では、様々な交通手段が提供されており、市民のニーズに合わせた発展が期待されています。

もう一度検索