合掌捻り

合掌捻り（がっしょうひねり）とは

合掌捻りとは、大相撲の決まり手の一つです。掛け手が両手を組む様子が、まるで合掌しているかのように見えることから、この名前が付けられました。

技の定義

2000年の決まり手改定以降、合掌捻りは「相手の首、または胴体の後側で両手を組み、左右どちらかにひねり倒す技」と定義されています。相手の体勢を崩し、一気に勝負を決める、珍しい決まり手です。

過去の記録

合掌捻りは、幕内では過去にわずか3度しか記録されていません。その珍しさから、決まった際には大きな話題となります。

1963年1月場所10日目: 清勢川が若鳴門に
1965年11月場所9日目: 大心が前田川に
2022年11月場所9日目: 玉鷲が宇良に

また、十両では過去に2度記録されています。

1966年1月場所5日目: 房錦が陸奥嵐に
1987年9月場所12日目: 琴富士が南海龍に

徳利投げとの関係

現在では別の決まり手として区別されている「徳利投げ」ですが、1957年から2000年までの間は、「合掌捻り」として扱われていました。徳利投げが合掌捻りの一部として認識されていた時期が長かったため、大相撲以外の分野、例えばプロレスやサブカルチャーなどでは、現在でも徳利投げを合掌捻りと呼ぶことがあります。

関連項目

相撲
大相撲の決まり手一覧
ウルフマン

もう一度検索