吉岡大輔 (アナウンサー)

NHKチーフアナウンサー 吉岡大輔

1974年5月8日、滋賀県守山市に生まれる。灘高等学校を経て東京大学法学部を卒業後、1998年4月にNHKへ入局した。

アナウンサーとしての歩み

NHK入局以来、全国各地の放送局を渡り歩き、多岐にわたるジャンルの番組に携わってきた。

キャリアの初期には、長野放送局や和歌山放送局でそれぞれの県のローカルニュースを担当し、地域に根ざした報道業務に携わった。

札幌放送局時代には、『NHKニュースおはよう北海道』でキャスターを務め、北海道の朝の顔として親しまれた。また、自然番組『さわやか自然百景』ではナレーションを担当し、落ち着いた語り口で番組の魅力を引き出した。さらに、北海道内の様々な地域を訪れる紀行番組『北海道中ひざくりげ』のリポーターを務めたほか、文化芸能分野では『囲碁・将棋ジャーナル』にも出演するなど、幅広い分野での経験を積んだ。

岡山放送局へ異動後は、夕方のニュース番組『ニュースコア6岡山』のメインキャスターを務め、地域の重要ニュースを伝えた。また、『岡山ニュース845』を担当することもあり、報道アナウンサーとしての経験を深めた。囲碁・将棋への造詣を生かし、『竜王戦』や『将棋名人戦』など、将棋関連の中継や特別番組を適宜担当した。

大津放送局勤務時には、地元の夕方ニュース『おうみ発630』でキャスターを務め、ふるさと滋賀県の情報を発信した。『おうみ845』も担当し、夜間のニュース報道も担った。

その後、アナウンサー職に加え、ラジオセンターでのディレクター業務も経験。報道番組『NHKジャーナル』では、ディレクターとして番組制作に関わるとともに、リポーターとしても現場から最新情報を伝えた。

徳島放送局では、アナウンサーとしての現場業務に加え、放送部の副部長、さらにはコンテンツセンターのアナウンスグループを統括する立場に就任し、管理職としての手腕も発揮した。番組統括業務や徳島放送局制作番組の編集責任者として、『とく6徳島』では編集責任とキャスター代行を、『ひるどき四国・徳島』、『あわとく』、『あわ☆メロR』では編集責任を務めるなど、番組制作の中枢を担った。また、緊急報道時における徳島局からの放送責任者も務めるなど、多方面で活躍した。

現在の活動

現在はNHK仙台放送局にてチーフアナウンサーとして勤務。宮城県および東北地方のニュース報道を中心に担当しており、夕方のニュース番組『てれまさ』ではニュースリーダーを務めるほか、『ニュースてれまさ845』も担当している。また、報道業務のデスクとしても活躍しており、アナウンサーの枠を超えた幅広い業務に携わっている。

これまでの多様な経験を生かし、地域情報の丁寧な発信から、報道デスク業務まで、NHKのアナウンサーとして重要な役割を担っている。

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