吉川村 (福岡県)

吉川村（よしかわむら）は、1889年（明治22年）4月1日から1955年（昭和30年）3月1日まで、福岡県鞍手郡に存在した村です。現在の宮若市の一部にあたります。

歴史

吉川村は、町村制が施行された1889年、以下の村が合併して誕生しました。

犬鳴谷（いぬなきだに）
乙野（おとの）
脇田（わきた）
小伏（こぶし）
縁山畑（へりやまはた）

日吉村との合併

1908年（明治41年）12月15日、吉川村は日吉村と合併し、改めて吉川村として再発足しました。これにより、村の規模が拡大し、新たな発展の基礎が築かれました。

村の発展

1913年頃には、吉川村役場が解体され、その資材を用いて犬鳴小学校が改築されました。これは、教育環境の向上を重視する村の姿勢を示すものです。また、1928年には、二番野から辰谷口を結ぶ道路が完成し、村内の交通網が整備されました。さらに、1949年には、府県道福丸箱崎線が開通し、村外とのアクセスが向上しました。

若宮町への合併と廃止

1955年（昭和30年）3月1日、昭和の大合併の潮流の中で、吉川村は若宮町、笠松村（大字上有木村の一部）と合併し、若宮町が存続、吉川村は廃止されました。これにより、吉川村としての歴史に幕を閉じました。

吉川村は、その短い歴史の中で、地域の発展に貢献し、住民の生活を支えてきました。その足跡は、現在の宮若市に引き継がれています。

参考文献

『市町村名変遷辞典』東京堂出版、1990年。

関連項目

* 福岡県の廃止市町村一覧

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