吉村瞳

吉村瞳は、愛知県出身のポップ歌手、シンガー[[ソングライター]]、ギタリストです。彼女の音楽の特徴は、アコースティック・タイプのラップスティール・ギターによる弾き語りという、他に類を見ないスタイルにあります。ベン・ハーパーやピュラ・フェといったミュージシャンも同様のスタイルで知られていますが、吉村瞳は独自の音楽性を追求しています。

14歳の時にギターを始め、軽音楽部でバンド活動をスタートさせました。当初はJポップに影響を受けていましたが、スティーヴィー・レイ・ヴォーンやデュアン・オールマンを知ったことで、ブルースやサザン・ロックに傾倒していきます。その後、スリーピースバンドを結成しギターを担当。バンド解散後には、女性アコースティックユニット「赤土姉妹 Red Dirt Boogie Sisters」を結成し、ボーカルとしても活動するようになりました。同時期に、すぎの暢のラップ・スティール・ギターに衝撃を受け、自身もワイゼンボーンタイプのラップ・スティール・ギターを演奏するようになります。この楽器による弾き語りという、非常に珍しいスタイルを確立しました。

名古屋を拠点に「赤土姉妹 Red Dirt Boogie Sisters」での活動と並行してソロ活動を開始。桑名晴子をはじめとする様々なミュージシャンとのセッションやユニットを経験し、2012年にはソロアルバム『isn't it time』を発表しました。その後、大阪で活動するパーカッショニストの小笠原友子と出会い、「吉村瞳＆小笠原友子」名義で全国ツアーを行うようになります。このユニットは、2014年から2017年までライブアルバムやDVDをリリースしましたが、吉村瞳が活動拠点を東京に移したことで解消しました。

上京後も、多くのミュージシャンとの交流、レコーディング、ツアーに精力的に参加。コロナ禍以降は「吉村瞳バンド」を結成し、ソロ活動とバンドでのライブを交互に行っています。

年間100回以上ものライブを行う吉村瞳のライブは、毎回セットリストが大きく変わることが特徴です。その音楽性はブルース、ロック、フォークなど多岐にわたり、アコースティック・ラップスティールギターの独特な音色と、力強い歌声で観客を魅了します。

ディスコグラフィー

2011年　『isn't it time』 (1stアルバム)
2014年　『one night stand 2014-09-14 live at Rooster』 (小笠原友子とのデュオライブアルバム)
2014年　『live at Laid Back 2014-09-14』 (ジョー・マクマリアンとのデュオライブ)
2015年　『one night stand 2015-04-24 live at Beggar's Banquet』 (小笠原友子とのデュオライブアルバム)
2016年　DVD『as the years go passin' by』
2017年　『wheel in』 (2ndアルバム)
2020年　『ストーリーズ stories』 (金子マリ、松田ari幸一、駒沢裕城、桑名晴子、細井豊らが参加)
2021年　『cover freak out vol.one』 (自宅録音カバーアルバム)
2022年　『twisted road vol.one』 (ソロライブアルバム)

影響を受けたアーティスト

ボニー・レイット
ピュラ・フェ
ライ・クーダー
* 金子マリ

吉村瞳は、独自の音楽性とライブパフォーマンスで、多くのファンを魅了し続けています。

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