吉浦昌彦

吉浦 昌彦のプロフィール

吉浦 昌彦（よしうら まさひこ、1952年1月6日生まれ）は、日本の著名な生体工学者および電気工学の専門家です。彼は1960年代から1970年代に日本の教育界で重要な役割を果たしており、大阪工業大学工学部の生命工学科で教授職を歴任しました。また、彼は早稲田大学から理学博士号を取得しており、電気学会の代議員としても活動していました。

学歴と経歴

吉浦氏は1974年に早稲田大学理学部応用物理学科を卒業しました。その後、東京慈恵会医科大学で研究技術員を務めた後、1981年に早稲田大学大学院理工学研究科で理学博士の学位を取得します。 1994年からは大阪工業大学工学部電気工学科の助教授として教育に携わり、2002年には同学部電気電子システム工学科の教授に就任しました。さらに、2006年には生体医工学科（後の生命工学科）教授として移り、2010年には生命工学科の教授となり、2018年には同大学を退官しました。

吉浦氏は生体電子工学や電気電子材料工学、電気化学といった専門分野において20年以上の豊富な経験を持ち、特に生命工学科において初期の生体電子工学の研究や教育に多大な貢献をしました。 彼の研究は新しい技術や道具の開発に寄与し、多くの学生や研究者に影響を与えました。

研究活動

吉浦氏は数々の研究プロジェクトに参加し、顕著な業績を上げています。具体的には、ポリアニリンの熱刺激電流（TSC）の研究を日東電工との共同で進め、この分野での新たな発見をけん引しました。また、不純物が添加されたアントラセン単結晶の部分TSCデータの復元に関する研究を実施し、導電性粉体分散ポリイミドの熱刺激電流に関する帯電性と熱劣化の検討を行いました。

さらに、ジオキサンを利用してクロロフィルの安定化を図る繊維高分子材料科学の研究にも取り組み、バイオアクチュエータとしての培養骨格筋の応用に関する研究も行っています。これらの研究成果は、生体工学や電気工学の発展に寄与するものとして評価されています。

所属学会

吉浦氏は、電気学会をはじめとして、静電気学会、応用物理学会、日本化学会といった学会に所属し、積極的に学術活動を行っています。彼の専門知識と経験は、これらの学会においても高く評価されています。

このように、吉浦昌彦氏は日本の電気工学、特に生体工学の分野において多大な影響を与えた人物であり、教育と研究の両面で顕著な実績を残しています。

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