吉田利一

吉田 利一 - 元プロ野球選手

吉田利一（よしだ としかず、1987年4月27日生まれ）は、奈良県大和郡山市出身の元プロ野球選手です。ポジションは外野手と捕手を務め、選手生活を通して多くの経験を積みました。少年時代より野球に親しみ、小学1年生の頃から本格的にプレーを始めました。特に、投手と捕手の両方を経験し、野球への熱意を育んでいきました。

中学時代は郡山シニアに所属し、そこで後に読売ジャイアンツに入団する辻内崇伸選手とチームメイトとして共に戦いました。奈良県立大和広陵高等学校へ進学した後、2年生の夏からは正捕手としてチームの中心選手に成長。3年生の時には、全国高等学校野球選手権大会奈良大会で「4番・捕手」として出場し、決勝まで進むものの、天理高校に敗北を喫しました。

高校卒業後、奈良産業大学に入学し、硬式野球部で多くの実績を残しました。在学中は桑原謙太朗選手や蕭一傑選手と強力なバッテリーを形成し、リーグ戦では66試合に出場し、226打数で61安打を記録。打率は.270、2本塁打、46打点という成績を残し、最優秀選手やベストナインにも選ばれました。

2009年のプロ野球ドラフトで中日ドラゴンズから8位指名を受けて入団。その後、2012年まで捕手として活動しましたが、2013年3月にはポジションを外野手に変更しました。残念ながら、一軍公式戦への出場機会はなかったものの、ウエスタン・リーグでは168試合に出場し、打率.237、1本塁打、18打点、3盗塁を記録しました。2013年10月には球団から戦力外通告を受け、現役を退く運命となりました。

しかし、吉田選手はすぐにチームに残り、2014年から中日のブルペン捕手に転身。その後、2015年にはブルペン捕手に加え二軍用具担当補佐や打撃投手も兼任し、2016年からはブルペン捕手と屋内打撃投手の役割を担いながらチームを支援し続けました。

吉田利一選手は、選手としてのキャリアを経て、引退後もプロ野球の世界に携わる形で古巣に貢献し、その経験や知識を次世代の選手たちに伝えることに努めています。彼の道のりは、多くの野球ファンや後輩たちにとって、夢と努力の象徴となっています。

詳細成績

• - 一軍公式戦出場: なし
• - 年度別打撃成績:
• - 背番号: 57（2010年 - 2013年）、106（2014年 - 2022年）

脚注

• - 奈良県出身の人物一覧
• - 奈良産業大学の人物一覧
• - 中日ドラゴンズの選手一覧

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