名久井岳

名久井岳は、青森県南部町と三戸町にまたがる山であり、その優美な姿から「南部小富士」という別名でも親しまれています。一見すると単独の山のようにも見えますが、実際には起伏に富んだ山地の一部であり、岩手県から連なる北上山地の北端、名久井山地に属しています。

山頂からは周囲の山々や田園風景が一望でき、四季折々の自然を満喫できます。特に秋の紅葉は見事で、多くの観光客が訪れます。山頂付近は名久井岳県立自然公園に指定されており、豊かな自然が保護されています。

名久井岳県立自然公園は、山頂を中心とした半径約2kmの範囲と、麓にある城山や諏訪ノ平といった飛び地を含めた、総面積1,076ヘクタールの広大なエリアです。公園内には遊歩道が整備されており、気軽にハイキングや自然観察を楽しむことができます。登山口には50台収容可能な無料駐車場が設けられており、5月から11月まで開園しています。

名久井岳は古くから霊峰として信仰を集めており、麓には法光寺、恵光院、野瀬観音といった寺院が建立されています。これらの寺院は、名久井岳を訪れる人々の心の拠り所となっており、歴史と文化を感じさせるスポットとしても知られています。

名久井岳へのアクセス

車：八戸自動車道 南部ICから約20分
公共交通機関：青い森鉄道 三戸駅からバスで約30分

その他

近隣には三戸城跡があり、歴史散策も楽しめます。
名久井岳は郷土富士としても親しまれています。

名久井岳は、豊かな自然と歴史、文化が融合した魅力的な山です。ハイキングや自然観察、寺社巡りなど、様々な楽しみ方ができます。ぜひ一度、足を運んでみてください。

関連情報

* 名久井岳県立自然公園 - ウィキデータ ()

もう一度検索