名古屋国際中学校・高等学校

概要

名古屋国際中学校・高等学校（NUCB International Junior and Senior High School）は、愛知県名古屋市昭和区に位置する私立の中高一貫校であり、名古屋商科大学の付属校です。この学校は国際性を重視した教育を行っており、インターナショナル・スクールとしての認定やユネスコスクールの加盟、国際バカロレア認定校としての地位を持っています。

2021年には東海地方で初のインターナショナルクラスが設置され、英語を母国語とする外国人の生徒や帰国子女を対象にした教育が開始されました。また、国際色豊かな行事に参加することを通じて、生徒は国際理解を深める機会を得ることができます。学校の建学の精神は「開拓者精神」、教育目標は「世界と日本の未来を担う国際人の育成」となっており、グローバルな人材育成を目指しています。

沿革

名古屋国際中学校・高等学校は、1935年に名古屋鉄道学校として開校しました。その後、学制改革を経て、名古屋商科大学附属高等学校、そして1994年に名古屋国際高等学校へと改名されました。2003年には中学校を併設する形で名古屋国際中学校を開設し、国際教育に特化した中高一貫教育がスタートしました。2008年には文部科学省から教育改革推進モデル校の指定を受け、さらには2014年には国際バカロレア・ディプロマプログラム（IBDP）認定校としての承認を得ました。

この学校は、国際的な視野を持つイノベーティブな人材を育成するための取り組みとして、数々の教育プロジェクトやコンソーシアムに参加しています。学校は英語を公用語とした全寮制教育を行っており、国際的な高等教育の環境を提供しています。

学科・コース

中学校には、インターナショナルクラスと一般クラスがあり、高等学校には普通科、国際バカロレアクラス、アドバンストクラス、グローバル探究クラス、国際教養科などが設置されています。

アクセス

名古屋市営地下鉄の御器所駅から徒歩7分の距離に位置しています。

校歌と学園祭

校歌『Hail Meikokusai!』は、Dr. Anton D. Luitenが作曲し、George Pruittが作詞しました。学園祭である光楓祭では、国際理解講演会がオープニングセレモニーとして行われ、国際的に活躍する企業人や研究者の講演が一般公開される機会があります。生徒による英語劇も上演され、特色ある展示が魅力です。

部活動

運動系の部活動には、陸上ホッケー、バトントワーリング、硬式テニス、バスケットボール、サッカー、卓球、硬式野球などがあり、文化系の活動も盛んに行われています。美術や吹奏楽、茶道、軽音楽、ダンス、国際コンテスト、SDGs未来など、多岐にわたる活動が展開されています。

著名な出身者

本校の卒業生には、元プロ野球選手の佐藤正治、プロテニスプレーヤーのダニエル太郎、漫画家の鈴木祐斗、バンド「緑黄色社会」のベースを務める穴見真吾などがいます。

その他の特徴

中高一貫教育ではプリフェクト制が用いられ、生徒たちはリーダーシップや学級運営に積極的に関わっています。また、初等英語教育を支援するパイオニアキッズ（P-KIDS）プログラムを通じて、名古屋市内の小学生に英語学習の機会を提供しています。

このように、名古屋国際中学校・高等学校は国際的な視野を広げ、未来のリーダーとしての成長を促進する教育機関としての役割を果たしています。

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