名古屋市営バス御器所営業所

名古屋市営バス御器所営業所

名古屋市営バス御器所営業所は、愛知県名古屋市昭和区御器所通に位置するバス営業所です。この営業所では、主に昭和区西部の路線を運行しています。御器所営業所は名古屋市営バスの中でも幹線系統を担当しない数少ない営業所の一つであり、公共交通機関における重要な役割を担っています。

営業所の歴史

御器所営業所の設立は1940年にさかのぼり、当初は「御器所自動車運輸事務所」という名称で開設されました。1941年には松ヶ枝自動車運輸事務所の分所となり、数度の名称変更を経て1943年に再び御器所自動車運輸事務所としての地位を確立しました。名古屋大空襲など歴史的な出来事を経て、営業所は1949年に独立した自動車運輸事務所となり、その後1954年に現在の名称に改称されました。

今日に至るまで、御器所営業所は地域の交通網に貢献し続けています。営業所に所属するバスは多様な路線を持ち、地域住民の移動手段として多く利用されています。

主な担当路線

御器所営業所の主な担当路線には、金山11号系統や金山12号系統、金山25号系統などがあります。

金山11号系統

この路線は金山から地下鉄池下駅へ向かい、地下鉄桜山駅や川名駅を経由します。この系統は複数の地下鉄路線と接続しており、沿線の利用者にとって非常に便利な存在です。2013年度以降は黒字を維持しており、地域交通の重要な役割を果たしています。

金山25号系統

金山と港区南部を結ぶこの系統は、熱田駅や築地口を経由しており、かつての市電路線を代替するものとして運行されています。特に正月の初詣シーズンや熱田まつり期間中には、臨時便が運行されることもあります。

運行ダイヤと停留所

御器所営業所の運行は、平日・土日祝日ともに一定の間隔で行われています。例えば、金山11号系統は平日昼間に60分間隔、金山25号系統は土曜・休日ともに30分ごとの運行がなされています。停留所は地域に密着した設計になっており、利用者に利便性を提供しています。

その他の系統

また、御器所営業所は中巡回系統や昭和巡回系統など地域の巡回バスも担当しており、これにより地域住民の日常の移動を支えています。

車両と運行形式

御器所営業所に配属されている車両は、主にノンステップバスで、新しい交通のニーズに応えるべく導入されています。営業所自体の敷地は狭いため、配置されているバスの台数は限られていますが、それでも地域の交通を支えるための重要な施設となっています。

参考文献

この営業所の詳細については、名古屋市交通局の記録にも多くの情報があります。名古屋市営のバスが市民生活にどのように貢献しているのか、ぜひ一度利用して体感してみてください。

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