名古屋市稲武野外教育センター

名古屋市稲武野外教育センターについて

名古屋市稲武野外教育センターは、愛知県豊田市稲武町井山に位置する、名古屋市が設置した教育施設です。1966年（昭和41年）9月に、中学生を対象とした野外教育施設として開設されました。以来、名古屋市内の中学校に通う中学2年生を対象に、自然理解、協働、自立及び自律、人間性を学ぶための様々な活動を提供しています。1967年（昭和42年）からは、名古屋市内の全ての中学校が利用しており、長年にわたり多くの生徒たちの成長を支えてきました。

施設の概要

この教育センターでは、自然の中で共同生活を送りながら、様々な体験学習を行います。具体的には、自然観察やハイキング、キャンプファイヤーなどの活動を通して、自然の素晴らしさを体感し、仲間との協力の大切さを学びます。また、これらの活動を通して、自ら考え、行動する力、つまり自立心を養うことを目指しています。

年間利用者は引率者を含めると約1万8千人にものぼり、多くの生徒たちがこの施設での体験を通して成長しています。

沿革

1966年（昭和41年）10月4日：施設が完成し、第1本館が開館しました。総工費は1億3千万円でした。
1975年（昭和50年）：第2本館が開館し、施設の拡充が進められました。
1981年（昭和56年）：第3本館が開館し、さらに多くの生徒を受け入れられるようになりました。
2020年（令和2年）：新型コロナウイルス感染症の流行により、この年度の受け入れを中止せざるを得ませんでした。
2021年（令和3年）：前年度に引き続き、新型コロナウイルス感染症の流行の影響を受け、受け入れを中止しました。

主な施設

施設の総面積は約315万平方メートルにも及び、広大な敷地を有しています。主な施設としては、以下のものがあります。

第1本館：延面積2950.70平方メートル、収容人数200人
第2本館：延面積1553.69平方メートル、収容人数200人
第3本館：延面積1376.37平方メートル、収容人数200人
多目的ホール：1722.77平方メートル

これらの施設は、生徒たちが快適に活動できるように整備されています。宿泊施設も充実しており、自然の中での共同生活をサポートします。

所在地

愛知県豊田市稲武町井山1番地の19

関連施設

名古屋市には、この他に以下のような野外教育施設があります。

名古屋市中津川野外教育センター
* 名古屋市野外学習センター

これらの施設も、それぞれの特色を生かして、名古屋市の子供たちの教育に貢献しています。

まとめ

名古屋市稲武野外教育センターは、名古屋市の中学生にとって、自然の中で様々な体験を通して成長できる貴重な場です。自然との触れ合い、仲間との協力、そして自立心を育むための様々なプログラムが用意されています。今後も、この施設が名古屋の子供たちの健やかな成長を支え続けることが期待されます。

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