名古屋経済大学市邨中学校・高等学校

名古屋経済大学市邨中学校・高等学校は、愛知県名古屋市千種区に位置する私立の中高一貫校です。1907年（明治40年）に名古屋女子商業学校として創立され、100年以上の歴史を持つ伝統校として知られています。通称は「市邨」と呼ばれ、地域に根ざした教育活動を展開しています。

特徴

市邨中学校・高等学校は、グローバル教育とICT教育に力を入れている点が大きな特徴です。生徒一人ひとりにiPadを配布し、授業での積極的な活用や、アクティブラーニングを取り入れた主体的な学びを推進しています。また、校内にはランチルーム「さくら」が設けられ、生徒たちの交流の場となっています。

カリキュラム

中学校では週32単位の授業が行われ、水曜日と木曜日には7時間授業を実施しています。高校では週30単位で、生徒の進路や興味関心に応じて選択できる複数のコースが設置されています。さらに、市邨ゼミという独自の取り組みがあり、授業やコースの枠を超えた、より専門的な学習や研究活動に取り組むことができます。

コース

高等学校には、以下の4つのコースが設けられています。

エクスプローラ（Explorer Course）: グローバルな視点を持ち、探求心を持って学ぶことを重視したコースです。
アカデミック（Academic Course）: 大学進学を視野に入れた、基礎学力を徹底的に育成するコースです。
キャリアデザイン（Career Design Course）: 将来の職業を見据え、実践的なスキルや知識を習得するコースです。
ブライト（Bright Course）: 個性を伸ばし、才能を開花させることを目指すコースです。

沿革

1907年、名古屋市立名古屋商業学校校長であった市邨芳樹によって、名古屋女子商業学校として創立されました。その後、太平洋戦争による校舎焼失を経て、現在の地に移転。学制改革や学校名の変更を経て、2002年に名古屋経済大学市邨高等学校・中学校と改称し、男女共学となりました。2006年には学園創立100周年を迎え、2021年には校舎の改修が行われ、教育環境がさらに整備されました。

クラブ活動

運動部と文化部ともに活発な活動を展開しています。多様なクラブがあり、生徒は自身の興味関心に応じて参加できます。

アクセス

公共交通機関を利用したアクセスは以下の通りです。

鉄道:
名古屋市営地下鉄東山線「今池駅」より徒歩約15分
名古屋市営地下鉄名城線「ナゴヤドーム前矢田駅」より徒歩約18分
JR中央本線・名鉄瀬戸線・名古屋市営地下鉄名城線「大曽根駅」より徒歩約20分
路線バス:
名古屋市営バス「北千種町」バス停より徒歩約2分
名古屋市営バス「都通一丁目」バス停より徒歩約5分
名古屋市営バス・名鉄バス 基幹2号系統「古出来町」バス停より徒歩約7分
名古屋ガイドウェイバス志段味線（ゆとりーとライン）「ナゴヤドーム前矢田駅」より徒歩約18分
名古屋ガイドウェイバス志段味線（ゆとりーとライン）「大曽根駅」より徒歩約20分

その他

名古屋経済大学と連携しており、大学の施設利用や合同授業など、高大連携の取り組みも行われています。また、過去にはいじめに関する事件も発生しており、再発防止に向けた取り組みが行われています。

詳細については、公式サイトをご覧ください。

関連項目

愛知県高等学校一覧
愛知県中学校一覧
名古屋経済大学
名古屋経済大学高蔵高等学校・中学校
名古屋経済大学短期大学部
名古屋経済大学市邨中学校いじめ自殺事件

外部リンク

* 名古屋経済大学市邨中学校・高等学校公式サイト

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