名電各務原駅
名電各務原駅（めいでんかかみがはらえき）は、岐阜県各務原市鵜沼各務原町一丁目に所在する、名古屋鉄道各務原線の鉄道駅です。駅には「KG04」の駅番号が付与されています。
当駅の歴史は、大正時代に遡ります。1926年（大正15年）8月1日、当時の各務原鉄道によって「二聯隊前駅」として開設されました。
その後、会社間の合併や名称変更を経て、1935年（昭和10年）3月28日には名岐鉄道、同年8月1日には名古屋鉄道の駅となります。駅名については、1938年（昭和13年）12月1日に現在の「名電各務原駅」に改称されましたが、当初の読み方は「めいでんかがみはらえき」でした。現在の「めいでんかかみがはらえき」という読み方に変更されたのは、1965年（昭和40年）10月1日のことです。
駅の施設にも変化が見られます。1942年（昭和17年）7月23日には、路線の複線化に合わせて駅が現在の位置より西側へ移されました。運営体制も変遷しており、1952年（昭和27年）7月16日に一度無人化された後、1959年（昭和34年）12月1日には駅業務代行駅となりました。現在の駅舎は、1979年（昭和54年）に完成したものです。
21世紀に入ると、近代的なシステムが導入されます。2007年（平成19年）3月1日には駅集中管理システムが導入され、再び無人駅となりました（管理駅は名鉄岐阜駅）。同年3月14日には、共通SFカードシステムの「トランパス」が利用可能になりましたが、2012年（平成24年）2月29日をもってサービスを終了しています。ICカード乗車券「manaca」は、2011年（平成23年）2月11日から供用が開始されました。
近年の運行体系では、2021年（令和3年）10月30日のダイヤ改正により、日中の時間帯における停車本数が1時間あたり2本に削減されています。
名電各務原駅は地上に位置し、6両編成に対応した相対式ホームが2面2線配置されています。先述の通り、駅集中管理システムが導入されており、名鉄岐阜駅により管理される無人駅です。
改札口は、上りホーム側の新鵜沼寄りの端に1箇所設けられています。改札付近には、自動券売機と自動精算機がそれぞれ1台ずつ設置されています。自動券売機では、継続manaca定期乗車券や新規通勤manaca定期乗車券の購入が可能ですが、クレジットカードによる決済は朝7時から夜10時までの時間帯に限られます。自動精算機では、ICカードへのチャージなども行うことができます。互いのホームへは、改札口付近にある構内踏切を利用して行き来する構造となっています。
当駅の乗降人員に関する統計によると、利用状況には変遷が見られます。
『名古屋鉄道百年史』によれば、1992年度の1日平均乗降人員は4,266人であり、これは当時の名鉄全駅（岐阜市内線等の均一運賃区間内各駅を除く342駅）中109位、各務原線の18駅中4位に位置するものでした。
一方、『名鉄120年：近20年のあゆみ』に記載された2013年度のデータでは、1日平均乗降人員は3,201人となっています。この数値は、当時の名鉄全駅（275駅）中135位、各務原線（18駅）中6位でした。これらのデータからは、約20年間で利用者が減少傾向にあったことがうかがえます。
岐阜県の統計書や各務原市の統計書においても、年間乗車人員や年間乗降人員、一日平均乗降人員の詳しい推移が記録されています。
駅のすぐ西側には、JR高山本線の各務ケ原駅があり、乗り換えが可能です。主要な幹線道路である国道21号線も駅の近くを通っています。
駅周辺には様々な施設が集積しています。主なものとして、アピタ各務原店のような商業施設、岐阜県立岐阜各務野高等学校や各務原市立鵜沼第二小学校といった教育機関があります。また、川崎重工業株式会社の各務原社宅も所在しています。その他、各務原駅前郵便局、オリックスレンタカー各務原駅前店、岐阜信用金庫各務原駅前支店、十六銀行東各務原支店、東海労働金庫各務原支店などの生活関連施設や金融機関も利用できます。
駅からは、各務原市が運行するコミュニティバス「ふれあいバス」を利用できます。東西線が運行されており、鵜沼市民サービスセンター方面や、東海中央病院・尾崎バスターミナルなどを経由して瞑想の森へ向かう系統があります。
東西線には朝夕時間帯のみ運行される便も設定されていますが、それぞれ1日に1本のみの運行となっています。夕方の便は新鵜沼駅方面へ、朝の便は各務西町営業所方面へ運行されます。なお、ふれあいバスはどの系統も、土曜日・日曜日・祝日、および12月29日から1月3日までの年末年始期間は運休となります。
名古屋鉄道各務原線における当駅の隣駅は以下の通りです。
普通列車：二十軒駅 (KG05) - 名電各務原駅 (KG04) - 苧ヶ瀬駅 (KG03)
急行・準急（航空自衛隊岐阜基地航空祭開催時の臨時列車）：三柿野駅 (KG06) - 名電各務原駅 (KG04) - 新鵜沼駅 (IY17)
かつて、名電各務原駅と苧ヶ瀬駅の間には競馬場前駅が存在していましたが、現在は廃止されています。
歴史
当駅の歴史は、大正時代に遡ります。1926年（大正15年）8月1日、当時の各務原鉄道によって「二聯隊前駅」として開設されました。
その後、会社間の合併や名称変更を経て、1935年（昭和10年）3月28日には名岐鉄道、同年8月1日には名古屋鉄道の駅となります。駅名については、1938年（昭和13年）12月1日に現在の「名電各務原駅」に改称されましたが、当初の読み方は「めいでんかがみはらえき」でした。現在の「めいでんかかみがはらえき」という読み方に変更されたのは、1965年（昭和40年）10月1日のことです。
駅の施設にも変化が見られます。1942年（昭和17年）7月23日には、路線の複線化に合わせて駅が現在の位置より西側へ移されました。運営体制も変遷しており、1952年（昭和27年）7月16日に一度無人化された後、1959年（昭和34年）12月1日には駅業務代行駅となりました。現在の駅舎は、1979年（昭和54年）に完成したものです。
21世紀に入ると、近代的なシステムが導入されます。2007年（平成19年）3月1日には駅集中管理システムが導入され、再び無人駅となりました（管理駅は名鉄岐阜駅）。同年3月14日には、共通SFカードシステムの「トランパス」が利用可能になりましたが、2012年（平成24年）2月29日をもってサービスを終了しています。ICカード乗車券「manaca」は、2011年（平成23年）2月11日から供用が開始されました。
近年の運行体系では、2021年（令和3年）10月30日のダイヤ改正により、日中の時間帯における停車本数が1時間あたり2本に削減されています。
駅構造
名電各務原駅は地上に位置し、6両編成に対応した相対式ホームが2面2線配置されています。先述の通り、駅集中管理システムが導入されており、名鉄岐阜駅により管理される無人駅です。
改札口は、上りホーム側の新鵜沼寄りの端に1箇所設けられています。改札付近には、自動券売機と自動精算機がそれぞれ1台ずつ設置されています。自動券売機では、継続manaca定期乗車券や新規通勤manaca定期乗車券の購入が可能ですが、クレジットカードによる決済は朝7時から夜10時までの時間帯に限られます。自動精算機では、ICカードへのチャージなども行うことができます。互いのホームへは、改札口付近にある構内踏切を利用して行き来する構造となっています。
利用状況
当駅の乗降人員に関する統計によると、利用状況には変遷が見られます。
『名古屋鉄道百年史』によれば、1992年度の1日平均乗降人員は4,266人であり、これは当時の名鉄全駅（岐阜市内線等の均一運賃区間内各駅を除く342駅）中109位、各務原線の18駅中4位に位置するものでした。
一方、『名鉄120年：近20年のあゆみ』に記載された2013年度のデータでは、1日平均乗降人員は3,201人となっています。この数値は、当時の名鉄全駅（275駅）中135位、各務原線（18駅）中6位でした。これらのデータからは、約20年間で利用者が減少傾向にあったことがうかがえます。
岐阜県の統計書や各務原市の統計書においても、年間乗車人員や年間乗降人員、一日平均乗降人員の詳しい推移が記録されています。
駅周辺
駅のすぐ西側には、JR高山本線の各務ケ原駅があり、乗り換えが可能です。主要な幹線道路である国道21号線も駅の近くを通っています。
駅周辺には様々な施設が集積しています。主なものとして、アピタ各務原店のような商業施設、岐阜県立岐阜各務野高等学校や各務原市立鵜沼第二小学校といった教育機関があります。また、川崎重工業株式会社の各務原社宅も所在しています。その他、各務原駅前郵便局、オリックスレンタカー各務原駅前店、岐阜信用金庫各務原駅前支店、十六銀行東各務原支店、東海労働金庫各務原支店などの生活関連施設や金融機関も利用できます。
バス路線
駅からは、各務原市が運行するコミュニティバス「ふれあいバス」を利用できます。東西線が運行されており、鵜沼市民サービスセンター方面や、東海中央病院・尾崎バスターミナルなどを経由して瞑想の森へ向かう系統があります。
東西線には朝夕時間帯のみ運行される便も設定されていますが、それぞれ1日に1本のみの運行となっています。夕方の便は新鵜沼駅方面へ、朝の便は各務西町営業所方面へ運行されます。なお、ふれあいバスはどの系統も、土曜日・日曜日・祝日、および12月29日から1月3日までの年末年始期間は運休となります。
隣の駅
名古屋鉄道各務原線における当駅の隣駅は以下の通りです。
普通列車：二十軒駅 (KG05) - 名電各務原駅 (KG04) - 苧ヶ瀬駅 (KG03)
急行・準急（航空自衛隊岐阜基地航空祭開催時の臨時列車）：三柿野駅 (KG06) - 名電各務原駅 (KG04) - 新鵜沼駅 (IY17)
かつて、名電各務原駅と苧ヶ瀬駅の間には競馬場前駅が存在していましたが、現在は廃止されています。
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